アリアンロッド2E


『黄昏のばばあ』




Opening.『レッツ試練!』


  GM   では、みなさんは、とある街で冒険者になろうとしているところです。
 みんなでギルドを組んで、さあ、冒険者になろう、ってことで、神殿から許可を貰わねばなりません。
 ということで、神殿に向かうところから、物語は始まります。神官さんが、受付で待ってます。
  鬼平   あの、すいませーん。
  GM  『はい、なんでしょう』
  鬼平   あ、あの……。ギルドを……。(目を逸らしながら)
  GM  『ひょっとして、冒険者になりたい方ですか?』
  鬼平   あ、そ、それです!(目を逸らしながら)
  GM  『この人、なんでこっちを見ないんだろう……』(一同笑)
 まあ、何はともあれ、直筆でサインをしていただいて。
『ただですね、冒険者になるには、ちょっと試練が必要なんですよ』
  一同   試練?
  GM  『ええ。ちょっと神殿の裏手まで、来てもらえます?』
  鬼平   はあ、わかりました〜。
  GM   では、裏手に行きますと――そこに不思議なものがあります。
 全長5メートルの、巨大な、福引所で回すようなガラガラです。
 隣には、全長5メートルの鉄巨人、アイアンゴーレムが立っています。
  一同   でかい!(笑)
  GM  『みなさんには、ここに入っていただいて――
  カルル   なかに!?(一同笑)
  GM  『で、そのまま、回っていただいて――』
  カルル   ハムスターか何かか!?
  GM  『で、ぽーんっ、と外に出てもらいます』
  マイケル   お、俺の腰が……(笑)。
  鬼平   (ミソを指して)小っちゃい子もいるんですけどねえ。
  GM  『まあ、これは、この街の冒険者がみんな受けてきた試練なので』
  カルル   あれっ、でも確か、ロシアの方で、こんな感じのアトラクションで死者が出たとか……(笑)。
  GM  『だいじょうぶですよ〜。これ、魔法のアイテムですから。古代文明の時代から、この地方では、冒険者になるには、この試練を潜り抜けてきたっていう。まあ、一種のゲン担ぎみたいなもんですね』
  鬼平   じゃ、じゃあ、まずボスの僕から……。
  GM  『あ、みなさん、いっしょに入ってください。こうね、親睦を深めるカンジでね』
  マサムネ   なかには、今は何もないんですか?
  GM   そうですね。
  鬼平   じゃあ……入りますか?
  GM   するとですね。
『す、すいませんっ!』
 息せき切って、ひとりの少年が駆けつけてきます。
 ウォーリアらしく、剣を身に着けていますね。
  鬼平   追っ手か……!?(一同笑)
  GM   違います(笑)。
『ボ、ボクも、冒険者になりたいんです! まだギルドには入ってませんけど――』
『ああ、いいですよ』
『あ、ありがとうございます! ボク、レイクって言います! よろしくお願いします!』
  カルル   レイクね。
  GM  『じゃあみなさん、ギルドは違うけど、レイクくんといっしょに入ってもらえます?』
  鬼平   なんなら、ウチに入るかい?
  GM  『あ、それはちょっと……目を付けてるギルドが他にあるんで』
  鬼平   そ、そう……。(一同笑)
  カルル   (目をギラつかせて)どこだか教えてもらってもいいかなッ!?
  GM  『あ、はい。《黄金騎士団》って言うんですけど……』
  カルル   おお! ナイツ・オブ・ゴールド!
  マイケル   めっちゃそこ行きたい(笑)。
  マサムネ   よし、そっちに行こう(笑)。
  鬼平   すごくショックを受けた顔で、みんなを見ている。(一同笑)
 ミ、ミソちゃん、君だけは違うよね!
  ミソ   (うわの空で)なるほどなぁ〜。
  マイケル   よくわかってない(笑)。
  鬼平   僕の味方はミソちゃんだけだ(泣)。
  GM  『はいはい、じゃあみなさん、このなかに入ってくださいね〜』
 がちゃっ、と、ガラガラの扉が開けられます。
  マイケル   じゃ、入りましょう。
  GM   そして、みなさんが入ったところで扉が閉められ、
『いいですかー、回しますよー』
 という声が聞こえたかと思うと、ゴーレムが、思いっきりガラガラを回し始めます(笑)。
  マイケル   こ、腰が!(笑)
  鬼平   ミソちゃんは僕が守ります!(笑)
  カルル   回転方向と逆に走ります(笑)。
  マサムネ   ハツカネズミのごとく(笑)。
  GM   やがて、浮遊感に包まれたかと思うと、『ぽーんっ!』と外に放り出されます。
 んで、『ずしゃああああーっ!』と地面に着地。
『おめでとうございまーす! これでみなさん、冒険者でーっす! 良かったっすねー!』
  カルル   (げんなりと)別の地方で冒険者になればよかった……。
  GM  『やー、これでみなさん5人は、立派な冒険者っすよー』
  一同   ……ん?
  カルル   5人?
  鬼平   レイクは?
  GM   いないですね。
  一同   ……あれ?
  マサムネ   なかにはいっしょに入ったんですよね?
  GM   そのはずですね。
『あっれー? 挽肉かなー』
 と、ドアを開けて、なかを見る神官さん。
『いやー、でも、血の染みがないなー。ちょっと待ってくださいね?』
 マニュアルを取り出します。
  鬼平   僕ら、挽肉になってたかもしれなかったんですね……。
  GM   やがて。
『あーあーあー! なるほど!』
  カルル   何かわかったのか?
  GM  『ええ。これ、さっき、古代の魔法のアイテムだって言ったじゃないですか。
 ちょっとこの、マニュアルの、「故障かな? と思ったら」の項を読んでみたんですよ』
  カルル   コンセントが差さっていますか?(笑)
  マサムネ   サポートセンターに連絡してください(笑)。
  GM  『このガラガラ、昔は魔法の機能があって。
 その機能をオフにして、ただのガラガラにしたんですけど……どうも、36万分の1の確率で、その機能が発揮されちゃうっていうバグがあるらしくて。
 それが起こったらしいんですねー』
  マサムネ   その機能って、なんですか?
  GM  『駆け出し冒険者用の、試練のダンジョンにテレポートさせられます。
 昔はホントに、冒険者はいったん試練のダンジョンを潜り抜けてから出てくる、って感じだったらしーんですよ。
 ちなみに、一日ごとに内部の構造が変わる、不思議のダンジョンだったそうです』
  マイケル   ゆとりの時代でよかった(笑)。
  GM  『で、“それはちょっと危ないんじゃね?”って話になったので、機能を消して、ただのガラガラにした。
 でも、消しきれなくって、“まあ、36万分の1の再現性なら、別にいーんじゃね?”とそのままにしてたと』
  マサムネ   そのダンジョンってのは、どこにあるんですか?
  GM  『このガラガラから飛べる、異次元空間にあります』
  マイケル   大変だな。(他人事)
  鬼平   ちょ、ちょっと待ってくださいよ。その場合、レイクくんは――戻って来れるんですか?
  GM  『彼が、ひとりでダンジョンを突破できれば……』
  カルル   優秀な戦士でも、罠発見ができなければな……。
  鬼平   そのダンジョンは、モンスターが出たりとかするんですか?
  GM  『しますよ?』
  マイケル   帰ろ帰ろ。腰が痛い、腰が。
  鬼平   (慌てて)マイケルさん! マイケルさん!
  マイケル   (面倒そうに)なに〜?
  鬼平   我々は《ファイアファイター》です。火消し! わかりますか? あなた、正義の心を持ってるでしょ!?
  マイケル   ぜんっぜん、気が乗らない。だって、知らない人だもん。
  鬼平   (振り向いて)……マサムネさん!
  マサムネ   ここは、あれですよ。《黄金騎士団》に行って、レイクくんの話を聞いてみましょう。
  マイケル   ああ、そこでプロフィールを聞いて、助けてもいいかなー、って思ったら、助けに行くと。
  GM  『あのー……』
  一同   はい?
  GM  『ええとですね。神殿的にも、これはちょっとマズいっかなー、というところがありまして……』
  カルル   というか、不祥事ですよね。
  GM  『そうね。なので、レイクくんの救出をお願いしたいなー、なんて……』
  マイケル   《黄金騎士団》に頼めば?
  GM  『彼らちょっと、妖魔討伐に出かけちゃってるんですよ』
  カルル   妖魔討伐! なるほど!
  鬼平   (慌てて)みなさん、よく考えてください! 我々はまだ名を挙げていませんが、ここで神殿に貸しを作っておくのは、いいんじゃないですか!?
  カルル   そうですね。踏み台としては、ちょうどいいかな。
  GM   完全に腰かけ(笑)。
  鬼平   ま、マサムネさん! 傭兵として、あなたのことは結構高く評価してるんですが――
  マサムネ   もうちょっと考えさせてください。
  鬼平   結構ドライ!?(一同笑)
 マイケルさん! 言ってやって! 言ってやって!
  GM  『あ、もちろん報酬出しますよ。前金で200、後金で300』
  マイケル   あ、行こう行こう行こう。(一同笑)
  鬼平   ミソちゃんは、どうだい?
  ミソ   (小首を傾げて)……結局、あの人はいなくなったの?
  一同   遅ッ!?(爆笑)
  ミソ   じゃ、助けに行きましょ。危ない危ない。
  一同   おお〜。
  マサムネ   シンプルだ(笑)。
  カルル   この200と300は、単純なミッション料なのかな?
  GM  『口止め料も含んでいます』
  カルル   もう50! もう50!
  GM  『しょうがないな〜。んじゃ、前金を、ひとり250ゴールドにしてあげますよ』
  カルル   じゃ、それで。MPポーションを5個、買っておこう。
 ダンジョンに行くには、ガラガラに込められてる機能をオンにすれば、もうすぐ行けるんだよね?
  GM  『そうですね』
  マサムネ   ダンジョンからは、戻って来られるんですか?
  GM  『ダンジョンをクリアすれば、戻って来られる……らしいですよ』
  鬼平   このふたりに、交渉はすべて任せよう(笑)。
  カルル   まあ、このパーティ、メインクラスは全部揃ってるから、なんとかなるだろう。要になるのは、マサムネの探知能力だな。
  鬼平   カルルとマサムネは、仲がいい感じですね。
  GM   下手すると、ふたりで独立しかねませんね(笑)。
  鬼平   唯一安心できるのは、ミソちゃんだけだよ……。
  ミソ   でも、あっちの方が頭がいいんだな、ってのはなんとなくわかってる。(一同爆笑)
  GM   だいじょうぶか、このパーティ(笑)。
  鬼平   このふたりは逃がさねえ(笑)。



 というわけで、一同は、前金を使って買い物を行い――


  マイケル   金が余るなー。
  GM   ちょっと高いポーションとか買います? ダメージを上げる「火酒」とかありますよ。
  マイケル   酒! あ、でも高い! 誰か25ゴールド貸して。(一同笑)
  鬼平   抜けないって誓ってくれるなら、貸すよ(笑)。
  マイケル   抜けない抜けない(笑)。買っておこう。
  GM  『もういいですかー?』
  一同   はーい。
  GM  『じゃ、みなさん、ここに入っていただいてー』
 がちゃん。がらんがらんがらんがらんがらん!
 そして、だんだん意識が遠のいていき――



Middle.01 『……え? は? 何? マジ?』


  GM   というわけで!
 君たちは、気がつくと、ぼんやりと淡く発光する石造りの部屋に出ています。
 10メートル四方の部屋ですね。目の前に扉がある。
  鬼平   とりあえず、みんなが無事か確認しましょう。
  GM   欠けている人はいません(笑)。
  マイケル   開けましょ、開けましょ。
  ミソ   行こ、行こ。
  カルル   待て! 待て! マサムネ、頼む、仕事してくれ!(笑)
  マサムネ   トラップ探知します。(ころころ)……10です。



 「できるかどうかわからない」ことをする場合、「行為判定」が必要となります。

 『アリアンロッド2E』では、『2D(ダイス)を振り、その合計値に、使用した能力値を足して、達成値を出す』ことで、『どのくらいの成功を収めたか』をあらわすようになっています。



  カルル   まず、僕が開ける。仮に何かあっても、自前の防御力でなんとかできるからな。
  マイケル   行け行けー。開けろ開けろー。
  カルル   開けます。
  GM   開けると、奥に、また10メートル四方の部屋がありまして。
 中央に、何かがおります。
 赤い鱗を持ち、ぎちぎちに練り上げられた筋肉を脈動させ、『しゅううう……』と、尖った鼻から硫黄の匂いのする吐息を放つ、全長5メートルほどの――
 ドラゴン。
  カルル   閉めます。
  鬼平   何がいたんですか?
  カルル   ……も、もう1回開けて、『エネミー識別』をします。(ころころ)16。
  GM   さっぱりわからん。
  カルル   こ、この部屋のどこかに、別の扉とかは?
  GM   ああ、前方と、右手、左手に、それぞれ扉がありますね。
 で、部屋の中央に、ドラゴンがいる。
  マイケル   ま、勝てるでしょ。
  ミソ   行こー。
  ふたり   やるぞー、おー!(笑)
  鬼平   待って! ちょっと待って!(笑)
  GM   ドラゴンは、君たち小さき者を見下ろして、凄まじい怒りを金色の瞳にたたえている……。
  一同   閉めます。
  鬼平   ……話し合いましょう。
  カルル   ドラゴンをすり抜けて、別の扉までダッシュで行くか――
  マイケル   (軽く)もしくは、ドラゴンを倒すかだな。(一同笑)
  ミソ   レイクくんは、ここにはいないみたいだったし……なんとかなるんじゃない?
  カルル   あっ、そうか。レイクがいないってことは、すり抜けて行ったってことか。確かに。目から鱗だ。
  マイケル   でも、喰われちゃったかもしんないよ?
  カルル   そっちかぁー!(笑)
 しかし、帰ろうにも出口は奥だし、どのみち僕らは、進まなきゃいけないのか……。
  マイケル   とりあえず、誰かひとりを食べさせて――(ちらり)
  鬼平   今、僕のこと見たよね!?(一同爆笑)
  カルル   ドラゴンをすり抜けるか……あるいは、あれは立体映像か何かかもしれない。
  鬼平   扉に鍵がかかってたら、そこで止まっちゃうよね。
  カルル   なので、開けられるよう、まずマサムネに先行してもらって――
  マイケル   とりあえずマサムネをひとりで行かせて――
  鬼平   期待の新人を雑に扱うな !!(一同笑)
 ていうか、マイケルさん、ダンサーだから身軽だったんじゃ?
  マイケル   んー、【移動力】が13あるから、ドラゴン迂回しても、一発で扉に辿り着けるよ。
  ミソ   (不意に)なんか、気になってきたな。何か投げてみません? 本当に生きてるかどうかもわかんないし。
  鬼平   なるほど、移動の前に、それで別の方向に注意を惹くこともできるかもね。
  カルル   一理ある。何か適当なものを投げてみるか。
  マサムネ   “くさび”をみっつ持ってるんで、それを投げてみましょうか。
  ミソ   でも、それで怒ったらどーしましょうね?
  鬼平   自分から言っといて!?(笑)
  マイケル   バカだから自分で言ったこと忘れちゃってる!(一同笑)
  マサムネ   投げるだけ投げて、何があったとしても、いったん戻りましょう。
  カルル   そうだね。マサムネ、やろう。
  鬼平   お願いします!
  カルル   もたもたして、日をまたいで、ダンジョンの構造が変わっても困るしな。
  GM   その場合、ドラゴンがいなくなる可能性もあるんじゃない?(笑)
  マイケル   あ、そっか。
  カルル   いやいやいや。その場合、レイクくんがどうなるかわかったもんじゃない。
 初ミッション失敗なんて汚点は、僕の輝かしい経歴にいらない!(笑)
  マイケル   今まで失敗続きだから、俺は平気。(一同爆笑)
 ここで野宿して、簡単なダンジョンになるのを待とーぜー。
  鬼平   失敗の話になって、めっちゃテンション下がってます。(一同笑)
  カルル   行こう! 話を進めよう!(笑) 扉を開ける!
  GM   ドラゴンが君たちを睨めつけている!
  マサムネ   くさびを投げます!
  GM   投げられたくさびは、ドラゴンの鱗に当たり――じゅっ、と赤熱しました。
  鬼平   これ即死系じゃね!?
  GM   次の瞬間!
 ドラゴンが、『GWOOOOOOOOON!』と咆哮を上げッ!
  カルル   マサムネ、戻れッ!
  GM   そしてッ!
『かァァァァァァ――――ッ!』
 という叫び声がしたかと思うと、ドラゴンの腹がまっぷたつに裂けたァーッ!
  一同   ……は?
  GM   ドラゴンのなかから出てきたのは、ロングソードを手にしたばばあッ!
  一同   は!?
  GM   ぞろりとしたローブを着たばばあが、ドラゴンの腹を切り裂きながら登場ッ!
 さらに振り向きざま、
『《ばばあ剣》ッ !!』
 と叫んで、ドラゴンに一撃を喰らわせるッ!
  一同   《ばばあ剣》!?
  GM   さらに、
『《ばばあ乱舞》ッ!』
 と滅多打ちにしてから、
『《ばばあ天翔》ッ!』
 と顎を撃ち上げ、最後に、
『《ばばあ千連刃》ッ!』
 怒涛の刃で、ドラゴンを『ざしゅぅうぅうううッ!』と切り伏せるッ!
  カルル   僕らの10分くらいの相談はなんだったんだ!(一同笑)
  鬼平   仲間にできないかなって目で見てる。
  GM   ドラゴンは、『ずぅぅうううん……!』と床に倒れ伏し、絶命ッ!
 ばばあは、『シュッ!』と血振りをして、残心して立っている。
『はぁぁあああぁああ――――……』
  一同   …………。
  鬼平   あ……あのー……?
  GM  『ん? なんじゃ?』
  鬼平   ど、どちらさまですか?
  GM  『ばばあじゃ』
  カルル   固有名詞!?
  GM  『名は忘れた。《ソードばばあ》とでも呼ぶがいい
  マサムネ   《ターボばばあ》みたいだ。
  カルル   妖怪か。
  鬼平   僕のギルドに入りませんか?(笑)
  GM  『考えてやっても良いが、このダンジョンを出んことにはのう』
  鬼平   あ、忘れるところでした。レイクって少年を探してるんですけど……。
  GM  『レイク……? 少年……? うっ……! なんか引っかかる! なんか引っかかるんじゃが思い出せん!』
  マイケル   ボケてんだな。
  GM  『最近、歳のせいか、物忘れが激しくてのー』
  鬼平   このダンジョンに来た経緯とか、覚えてないんですか?
  GM  『なんじゃったかのう。少なくともわかっておるのは、このダンジョンに来て以来、戦い続けてきたということくらいじゃ。なかなか出られん、はっはっはっはっは』
  カルル   クラスは?
  GM   ウォーリア/サムライのようですね。
『しかし、困ったのう。さっきの戦いで、剣が折れてしもうた。これでは戦えんのう』
 ……ってことで、ここで、このシナリオ専用のルールを説明します。
  一同   ほう。
  GM   今回のシナリオには、『ばばあポイント』というのが設定されておりまして。
  カルル   BP?
  GM   BBAP。
  マサムネ   略なのに長くなってる(笑)。
  GM   ばばあを連れて、特定のアクションを達成すると、ばばあの記憶がよみがえり、BBAPが上がります。
 すると、ばばあは、いろんなことを思い出していく。
 また、それによって、ギルドサポートが増えます。
 ばばあは、ギルドサポートとして扱います。
  カルル   ほう!
  鬼平   とりあえず、ばばあさんを連れて行くしかないってことですね。
  マイケル   えー? 剣ないし、使えないじゃんあいつー。
  鬼平   ドラゴン一撃で倒したじゃなーい!(笑)
  カルル   価値は、戦力だけじゃない。彼女はどう見ても、僕らよりベテランの冒険者だ。僕らが気づかない何かにも、気づいてくれるかもしれない。
  鬼平   そう! そうですよ! マイケルさん、あんた何も考えてないでしょー !!(一同笑)
  ミソ   まあ、ばばあひとりじゃ大変そうだし。いっしょに行けばいーんじゃないですか?
  鬼平   優しいなあ、ミソちゃんは(泣)。
  GM  『ほっほ。まあ、よかろう』
 では、《ソードばばあ》が仲間に加わった!



 ――次回へ続くッ!