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BLOWING EPISODE.1


 ウチは母方の実家が愛媛なので、よく、みかんが送られてきます。

 どうも私は、みかんを食べると口内炎が出来るタチのようなのですが、それでもやっぱり食べてしまいます。

 ある日、風邪を引いたので病院に行くと、みかんの食べすぎで黄色くなった私の手を見た医師は、ぼそりと言いました。

「……ああ。愛媛の風土病ですね」

 そうなのか。っていうかそんなことより風邪を看てください。



BLOWING EPISODE.2


 誰とは言いませんが、というか相互リンクしてますが、私には武器マニアな友人がいます。学校にスローイングナイフを持ちこんだり、安全靴を放り投げてガラスを割ったり、 剣道部でトゲ付き鉄球(モーニングスター)を振り回したりと、話すネタには事欠かない男です。 ちなみに、大学で彼や他の友人の話題を出すと、「……君の通ってた高校って、変な人ばっかりだね」と言われます。うん。否定材料絶無。

 確か、あれはテーブルトークRPGのセッション前の雑談時。「……っていうヤツがいたんですよ」と、セッションに参加していた同高校出身の先輩に、その彼の話を振ったことがあるのですが――

「え? 君、彼と知り合いなの?」
「あれ、先輩、知り合いなんですか」
「うん。ちょっと会って、意見の違いから口論になったけどねー」
「……何があったのですか」
「ほら、私は古代武器マニアだけど、彼は現代兵器マニアでしょ。そのへんで、ちょっとねー」
「……そ、そうでしたか……」

 棲み分けがあるらしい。



BLOWING EPISODE.10


 先日、手袋の左手側だけをなくしました。

「着用するたびに『誰か殺すの?』と聞かれた、黒い革の手袋だな」

 まあ、それ自体はよくあることなんですが。

あるなよ。

 よくあるじゃん? 傘を置き忘れたり、定期券を家に忘れたり、受験票をなくしたり。

ありすぎだ、お前はっ! ていうか、この時期に『受験票なくす』とかコワいこと言うな!」

 そして今日。ふと気がつくと、新しく買った手袋のやはり左手側だけを無くしました。

「……………………」

 ここから、ひとつの事実が類推できます。

「なんだ」

 すなわち――吾輩は呪われているッ!!

単にお前の不注意だ。

 誰か! 誰か、助けてください!

世界の中心から7800kmほど北で叫ぶな!

 ……いや、でも、あれだよ? 年に爪が伸びる程度の速さで縮まってるらしいよ?

「そんなことは訊いてねえ」



BLOWING EPISODE.13


 某コンピュータRPGに登場する強力モンスター!

 『スーパーレッサーデーモン』!





 ……普通のデーモンと戦ったら、どっちが強いんだろう。



BLOWING EPISODE.22


 私がテーブルトークRPGのゲームマスターをやるにあたって、気をつけていることがあります。

 それは、“活きたNPCを出す”ことです。

 NPC――ノン・プレイヤー・キャラクターと言えば、ゲームマスターが用意し演じる脇役&敵役たちです。村長、情報屋、通行人、ヒロイン、組織の上司から、ゴブリン、ちんぴら、邪教徒、犯罪者、冒険者、AI、魔王まで。シナリオに登場するキャラクターたちはGMを通じて喋り、動き、主張します。

 主人公たるPC――プレイヤーが操るプレイヤー・キャラクターたちは、PC同士で会話する以外には、基本的に、NPCたちとしか会話をしません。依頼の内容を聞いたり、情報の提供を求めたり、聞き込みをしたり、脅したり、なぐさめたり、憤りをぶつけたり……PCがNPCと会話する機会は、当然ながら、非常に多いのです。

 だから、それに応ずるNPCを出すとき、ただシナリオに書かれた設定を読み上げるような機械的な返答をさせるのではなく、プレイヤーが『いま、自分たちは会話している』とはっきり思えるように、活き活きと主張させたいのです。そうすれば、プレイヤーのNPCに対する感情移入の度合いも増し、セッションも盛り上がることでしょう。逆に言えば、プレイヤーがどんなに頑張ってロールプレイをしようとも、NPCの対応が淡白なものでは、盛り下がってしまいます。

 だから、私は、ゲームマスターをするとき、“活きたNPCを出す”ことを、常に心がけているのです。


「……なんか、長々とマトモっぽいこと言ってるけどさ。

 要するに、活き活きとしたボケNPCを出したいだけだろ?」



 …………まあな!!




BLOWING EPISODE.23


 この前プレイヤーとして参加した『GURPSルナル』のセッションで、PCの1人がゾンビーになってしまいました。

 やるなあ、GM! 私も、今までさんざんプレイヤーに「おまえのセッションは必ず誰かが不幸になる」とか言われてきましたが、さすがにPCをアンデッド化するほど大それたことは――

 ……………………

 ……………………

 ……ええと、1回、2回、3回、4回、5回……
 いやでも、厳密には2回はアンデッドじゃなくて生き人形だったし、さらにもう2回はキャラクター作成時点でPCがアンデッドだったし……(ぶつぶつ)




BLOWING EPISODE.27


 なんでも、最近では、いわゆる「アキバ系」の男子のことを「Aボーイ」とか言うらしいですね。

 先日、クラコンの自己紹介で出会った「Aボーイ」は、
「入っているサークルは妹●究会です」
 と、胸を張って言っていました。(いちおう伏字)

 ……あるんだ。そんなの。ウチの大学。

 彼とはテーブルが異なっていたので、「妹キャラ談義」を聞くことはできませんでしたが……そのテーブルからは、始終「妹が……」「妹の……」という会話が聞こえており、「どんな会話が成立してるんだろう」と微妙に気になりました。

 妹キャラねえ……友人たちは元気かなあ……(何故それで思い出すのか)




BLOWING EPISODE.30


 オリジナルゲームの参考にしようと、妖精や精霊に関連する書物を求めていたところ、大学の図書館に、妖精図鑑みたいな本があるのを発見しました。

 世界中の妖精・精霊・妖怪を集めた、分厚い一冊。『禁帯出』になるのもうなずけるほど、なかなか値段が張りそうです。

 もちろんその内容も豪華・詳細・そして膨大。知らなかった、あるいは見覚えのある、数々の妖精・精霊・妖怪の特徴や英語表記、発祥地などが明記されています。

 そのなかで、とんでもない妖精を見つけてしまいました。

 メキシコはツェルタル族に伝わる妖精、その名も“イフカル”

 いったいどんな妖精なのか――。一言で言い表すなら、こうです。




 毛むくじゃらで、
 背負い式ロケットで飛行する。




 …………………………………………。

 ええと。

 けむくじゃらで、せおいしきろけっとでひこうする。
 そんな妖精がおるか。

 第二次世界大戦の頃、イギリス空軍で戦闘機が次々と原因不明の故障を起こすようになり、調べたらそれはグレムリンという、機械を操る妖精の仕業だった――なんて逸話が残されているように、近年、人間が科学という力を持つに至ってなお、それにイタズラをしかけようとする妖精の存在が囁かれています。つまり、妖精と科学は、決して相容れないものではありません。

 とはいえ。

 さすがに妖精が背負い式ロケットで空を飛ぶってのはどうなんだ。

 とりあえず、個人的感想は以下4つ。


1. いったいどこからそんなものを手に入れたのか。

2. 燃料とか整備とかはどうなっているのか。

3. 自力で飛べよ妖精。

4. ていうかどっからそんな発想が。


 インターネットで調べてみても、このイフカルという妖精については、微塵たりとも話題が出ていません。あるいは、異なる発音で検索すれば、とも思いましたが、いろいろ試してみても反応なし。もちろん、「背負い式ロケット 妖精」で検索したって出てくるワケもなく。

 「背負い式ロケット」のインパクトに圧倒されて、イフカルが具体的に何をする妖精なのか忘れてしまったので、明日にでも大学に行って調べなおしてきます。

 次回、背負い式ロケットの使い道が明らかに!!(なにこのアオリ)




BLOWING EPISODE.31


 前回の続きですが。

 大学の「図説・妖精大百科」における「イフカル」の項は、「毛むくじゃら。背負い式ロケットという近代的な装置で空を飛んじゃうぜ!」という程度のことしか書かれていませんでした。

 飛ぶだけかよイフカル。インパクトの割にやってること地味だな。

 しかし、ちょっと想像してみると……毛むくじゃらで、背負い式ロケットで空を飛ぶだけの妖精イフカルって……無邪気でかわいいかもしれない。どこかのマスコットにどうです、このキャラ。とりあえず、キャラがかぶりがちな、タケコプター装備の雪男と取り替えてみるとかで。

 ただ、情報がこれだけというのはあんまりな気がしたので、「IFK'AL rocket」で検索してみると、英語圏のサイトが微妙にヒットしました。

 ……おお。「図説・妖精大百科」がデタラメこいたわけじゃなかったのか。(←疑ってた。

 で、そのサイトの「イフカル」に関する項を単純に和訳すると、こんな感じになります。



 黒くて毛むくじゃらのイフカル。
 このヒューマノイドは、背負い式ロケットで空を飛び、子どもをcarry offする。



 …………………………………………

 ロケット背負って空を飛び〜♪ 無垢なる子どもをcarry off〜♪

 空の果てまで連れ去るよ〜♪ 成層圏をブッちぎれ〜♪(推測)

 その名はイフカル
邪悪じゃん。



 誰だ無邪気でかわいいなんて言ったのはすいません私ですそうかそれならしょうがない。


 これは、要するに、アレですね。一種のボーグルというヤツですね。つまり、危険なところで遊ぼうとする子どもを牽制するために、母親がそれにまつわる怪物の話をして聞かせるという。世界中で見られる風習です。

 ただ、なぜロケットを背負っているのか、それだけが分からない。妖精の一員として空を飛びたい一心で、人間の技術を盗んだんでしょうか。妖精としてのプライドなどなんのその。

 まあ……こんな面白い妖精なので、ファンタジーRPGのシナリオネタに困ったゲームマスターの方には、ぜひともイフカルをネタにしたシナリオを組んでいただきたいですね。

 え? ロケット背負った妖精なんぞファンタジーに出せるかって?

 大丈夫。世の中には錬金術師がポジトロンライフルをブッ放すファンタジーTRPGもありますから!


 ……ああ、そうか。「妖精とロケット」なんて組み合わせに、次第に違和感を感じなくなってきたのは、アリアンロッドRPGをやってるせいだったか。




BLOWING EPISODE.37


 レストランに、『キングスチョコレートケーキ』というメニューがありました。


「というと……やっぱり、普通のチョコケーキが8コほど合体した物だろうか」

「キングスライムかい」


 そんなネタがあっさり通じる家庭もどうかと思いますが、
 それはさておき、実際に『キングスチョコレートケーキ』というのがどんなものなのか分からないので、店員さんに聞いてみようということになりました。

 店員さんを呼び止めて、質問開始。


「すいませーん。この『キングス……」


 母さん母さん。『ラ』いらない。




BLOWING EPISODE.41


 今年も、アナログゲームの大祭典、JGCに行ってまいりました。


 3日間に渡り、トレーディングカードゲームやテーブルトーク・ロールプレイングゲームの販売、セッション、イベント、新作発表会、トークショーなどの企画が目白押しのJGC。昨年は当日参加だった私ですが、今回は、TRPGサークルの後輩1名と一緒に、1泊2日で参加してきました。


 場所は磯子の横浜プリンスホテル。広くて綺麗で豪華な場所が、この時期だけ堕落大旋風ゲームに対する情熱汚され塗り替えられるのです。いちおう一般宿泊客の方々も少なからずいらっしゃるわけですが、まあ、その方々に対しては運が無かったなお気になさらず」と言う他なく。


 さて、実際にどんな感じだったのかと言いますと――




〜8月27日〜





1.フリープレイ


 JGCとしては今年2日目になる、2005年8月27日。朝9時開場に間に合うよう、今年は迷わずやって来れました。ええ。昨年のように路線逆走とかはしませんでしたよ。成長成長。


 今年は、プリンスホテルの3階と5階が、JGCのイベント場となっておりました。前年度より場所を広く借りられたおかげか、参加者が気軽にテーブルトークRPGやボードゲームのプレイ卓を立てられる「フリープレイ」も、前年度のように「予約が一杯なので、2時間しかできません。」とかいうことはなく、あっさり4時間30分も借りれる余地がありました。


 同時刻、テーブルトークRPGの企業が提供するセッションもいくつかあったのですが、私が抽選に受かる確率は限りなく低い(※ 私の半生調べ)ので、自分でゲームマスターとして卓を立てて、とりあえず楽しんでしまおうというハラなのでした。


 そんなわけで、<風浪>にてリプレイを掲載してもいる「アリアンロッドRPG」を卓立て。ありがたいことに、6人もプレイヤーが来てくださいました。


 じゃあ、始めよう! という段になって、GMからまずは一言!


「えー、それでは、アリアンロッドRPGのセッションを開始します……と言いたいところですが。

 すいません、ルールブックをホテルのすぐ近くのコンビニのコピー機に忘れたので、取りに行ってもいいでしょうか?」



 のっけからダメマスター全開です。


 7分かけてホテルとコンビニを往復、戻ってきたときにはプレイヤーの方々がすでにキャラクターの役割分担について相談されていました。やあ、場が暖まってるなあ! 私抜きで。(※ 超・自業自得)


 セッション自体は、ちょっと私の誘導が甘かったのか、シナリオに全く関係ないNPCについて深々と情報収集をされてしまい、途中、横道に逸れてしまいましたが、どうにか主軸を戻して終わらせることができました。


 使ったシナリオは『すれ違う善意』だったので、まあ単純な話だしどうとでもなるだろうと思っていたら、PCたちが「へそくり横領神殿長が魔神を召喚しているのではないか」という疑いを持ち始めたりして。まったくさっぱり裏のない情報なのに、ことごとく「何か裏があるんじゃないか!?」と勘ぐられ、それを証明するための情報収集に逸れていったのでした。


 やっぱり、プレイしている環境が違うせいなんだろうなあ、としみじみ実感。「ウチの環境だと普通そこまでしません。ということがたくさんあって、参考になりました。


 ……「プレイしている環境」のことを、その筋では「ウチの鳥取」と言います。「その筋」と言っても、TRPGワールドの共通言語ではないですが。


 ちなみに。昨年は、「ボスとの戦闘時間がほとんど残ってないので演出で省略。としましたが、今年はさすがにそんなことはなく――せいぜい、「このままボスと戦ったら明らかに時間がオーバーするので、ボスに一撃必殺能力を持たせ、代わりに防御能力を排除して、やられる前にやれ! という短期決戦を奨励」したくらいでした。なんと、ラウンドの終わりで待ち構えるボスに対し、パーティ最後の攻撃が、ボスのHPを5点オーバーで倒すという、ぎりぎり大団円。


 うん。どのみち時間管理できてない。反省。




2.某トークショー


 テーブルトークRPGのセッション風景を録音・編集した読み物「リプレイ」の著者として、またTRPGのデザイナーとして人気を誇る、某先生のトークショーに参加。面白かったけど、ここで語ることではないので、省略。




3.ライブRPG


 多数の参加者が、キャラクターシートやサイコロを持って会場内を動き回るイベントです。これは、宿泊参加者だけが参加できる、目玉企画となっております。


 今年は、「GURPS」を題材にしたライブRPG。「GURPS」は、判定方法や戦闘ルールといった「ベーシック」なルールだけは同じにして、あとは背景世界にふさわしいルールを付け加えることで、ファンタジーだろうと超能力だろうとSFだろうと、好きな世界で遊ぶことのできる、汎用RPGです。


 アメリカで生まれたこの「GURPS」、最近ではver.4が発売され、日本でも翻訳作業が進んでいます。JGCも10周年ということで、海外より「GURPS」の作者である「スティーブ・ジャクソン」氏をゲストとして招待し、毎年行われているライブRPGも「GURPS」に決定したのでした。


 日本では、「GURPS」を使ったファンタジーRPG、「ガープス・ルナル」が発売中。先月、続編となる4版対応の「ガープス・ユエル」が発売されたので、もちろんライブでも「ユエル」の世界観が使用されました。


 仮面をつけてマントを羽織った怪しい面白おかしいおじさん(※ 「ルナル」「ユエル」作者の友野詳先生)がおっしゃるには、今回は、「ユエル」世界のとある街の危機を、みんなで救おうという話。ついでに、プレイヤーたちは4つの神殿の派閥(この世界の人々は、みな、何らかの神様の教えに従っているのです)に別れてポイントを競い、「ウチの神様のおかげで町は救われたんじゃー!」と主張して、支持率をGETしよう、という目的も。


 私は、知恵の神様「ペローマ」と、守護の神様「ジェスタ」という、頭脳と筋肉の神様コンビ派閥に所属。使用キャラクター・シートも、「ジェスタ」神官用に作られたものから、ランダムに受け取ります。


 私のキャラクターは、体力・敏捷力に優れ、痛みに強く、一般市民を護るという義務感を持ち、戦闘において有利な特殊能力を持っていました。「GURPS」では、キャラクターに何らかの「特徴」がつくので、このライブRPGでも、上記の「特徴」がすべて、ゲーム的な意味を持っています。


 ……ところで、これ、いま私がサークルの先輩と一緒にやってる「ガープス・ルナル」で作ったジェスタ神官のキャラクターと、ほぼ同じ能力&特徴なんですけど。なんて偶然。ありがとうジェスタさま。


 キャラ名も、持ちキャラの「グレン・ハクスリー」という名前をそのまま使って、意気揚々とイベント開始。


 基本的には、他のプレイヤーとパーティを組んでダンジョンを探索したり、掲示板に張り出される「人々からの依頼」をこなして、街の危機を救うための情報を入手しつつ支持率を稼ぐ、という内容になっていました。


 しかし、ダンジョンは辛く厳しく、途中で全滅して入り口に戻されることもしばしばです。なので、救済措置として、2人の大神殿長と勝負を行い、勝てばその加護を得ることができる、というルールがありました。


 ダンジョンを引き返した我がパーティは、戦力増強のため、みんなで大神殿長に挑むことに。


 ――というわけで、スティーブ・ジャクソン神殿長と対決してきました。ええ、分かる方にしか分からない感覚なので恐縮なんですが、むちゃくちゃ興奮するシチュエーションです。


 まずは名乗り、続いて勝負に使う技能を宣言して、いざ対決。「GURPS」の行為判定にのっとって、目標値以下を6面体ダイス3つの合計値で出します。「目標値 − 出目合計」の値が高いほど、つまり出目が低いほど、よい成功とされます。


 3回勝負の1回目。これは無難なダイス目で私の勝利。


 そして2回目。私のダイス目は、1・2・1のクリティカル――大成功。自動的に、2回分の勝利を獲得したため、加護を受け取ることができました。おおおおおおおおっしゃああああっ!(※ 心の中で大歓声)


 ……いや、これも、分かる方にしか分からないとは思うんですが、「GURPS」を作られたスティーブ・ジャクソン氏にクリティカルで勝つって、むちゃくちゃ嬉しいんですよ。ほんとに。


 そんなこんなで、ダンジョンから逃げたり、ダンジョンを制覇したり、仮面+マントのシャストア神殿長から呪文書をいただいたり。結果として、我がペローマ&ジェスタは第二位でしたが、楽しく遊ばせていただきました。


 ――呪文書をいただく試練で、「東京特許きゃ局!お約束な噛み方をしたりもしましたが、それも楽しい思い出です。





〜8月28日〜





1.ドラゴンを倒せ!


 来ました。とうとうやって来ました、夢の聖典に。


 ぶっちゃけると、「みんなでダイスを振りまくって、ドラゴンをぶっ倒せ!」というこの企画。ハイパー・トンネルズ&トロールズという豪快なTRPGを原作にしており、そのHTTからTRPGの世界に足を踏み入れた私にとっては、エリュシオンか高天原かという勢いです。


 ドラゴンの強さは、6面体ダイスおよそ3601個分 + 18000点。我ら人間は、そのあまりにも強大な敵に対し、持ちうる限りの剣 = ダイスを結集し、立ち向かわねばならないのです。


「よ〜し、ドラゴンブレス、注入〜

 進行役の北沢先生が、まずは900個のダイスを、「ドラゴンブレス!」と書かれたダンボール箱の中にブチ撒けていきます。

 でもって、おもむろにドラゴンブレス第1射、発動。

 会場内に、「どじゃじゃじゃじゃじゃじゃらーっ!」という、もはやダイスとは思えない轟音が鳴り響きます。


 戦闘開始。私も、会場内でもらったドワーフ武闘家のカード規定に従って、65個のダイスを振り始めます。ゾロ目があったらバーサークして、さらに同じ個数だけダイスを振り足し。そして、気・効果で、合計値を2倍。1386ヒットという、普通にHTTをやっていたらまず見れないような威力。


 ですが、そんなのは平均的な部類に入ります。


 私の隣にいらっしゃった一般参加者の方は、なんとダイス総計約1070個。集計に大わらわだったため、近隣のみんなでお手伝いした結果、たった一人で10000ヒット越え。(※ カードの特殊効果込み) すでに人間とは思えぬ威力です。


 かと思えば、2400個ものダイスを持ち込んできた御仁もいらっしゃったわけですから、世の中、油断がなりません。ていうか、いったい何個のダイスが転がったんだ、あの部屋。


 参加者たちがダイス目を集計している間に、ドラゴンブレスも、2発、3発と炸裂。


ゲスト「えーと……(参加者にダンボール箱を向けてみたり)」

北沢先生「いや待て、それじゃマジでドラゴンブレスだから。」


 結果、参加者の中にドラゴンの味方たるモンスターカードの使い手が紛れ込んでいたせいもあってか、人間VSドラゴンの出目勝負は、およそ20000という僅差で人間側が勝利を収めたのでした。


 ――ドラゴンかわいそう。




2.某トークショー


 今度はメンバーを入れ替えてのトークショー。やはり省略。




3.閉会式


 そして、最後は閉会式。


 ゲストの方々の、お話や小話があった後、今年で70歳という巨匠、鈴木銀一郎先生の「来年も来るぞー!」という号令に参加者みんなで雄々しく応え、今年のJGCは終わりを告げたのでした。


 いやあ、ホントにアツかった。もちろん、来年も宿泊参加するつもりです。




 余談。


 閉会式のあと、数百人という参加者が一斉に帰路に就くわけでして。


 横浜プリンスホテルの入り口は、地上18階にありまして。


 だから、横浜プリンスホテルを訪れる場合、まず、直通エレヴェータで18階分を上ったのち、細長い通路を通って、ようやく入り口に辿り着くわけでして。


 そんなわけで、閉会式の後、エレベータ待ちの参加者たちが通路にひしめいたせいで、クエイクが発生しちゃったりしたのです。


「……ここから落ちたら、助かりませんよね」

「GURPSで言うと……『36D − 36』点ダメージか。およそ約70点ダメージ……うん、生死判定の余地なく死亡だな」


 若干の恐怖を覚える私と後輩の横を、そのとき、一般宿泊客の親子が通りすがって行きました。


「ママー。なんでこんなに人いるの?


 はっはっは。ママ困惑。




BLOWING EPISODE.42


 ダーク・アラビアン・ファンタジーTRPG『ゲヘナ』のキャンペーン(シナリオ連続型)・セッションをプレイしてきました。


 GMは、サークルの後輩が担当するので、久々にキャンペーンのプレイヤーができます。今回は、キャンペーンが始まって3度目のセッション。そろそろ、他のPCとの関係も慣れてきた頃です。


 『ゲヘナ』は、元は地上にあったんだけど色々あって地獄に堕ちちゃったー、という世界『ジャハンナム』を舞台に、PCは飲むと死ぬか超人になる秘薬『ザクムのエキス』を飲んで超人となった『享受者』として、ヤクザ組織『紫杯連』のどれかに所属し、組のメンツとか、碧い空の広がる地上に到達するためとか、様々な目的を抱きつつ、冒険をこなしていくゲームです。


 本キャンペーンの参加PCは、

 死者の霊魂を宿して闘う『魂装術士』である、主人公格の『マムルーク』。

 妖霊ジンを使役し、癒しの力もつ『白炎』を操る、天使『アザリー』。

 クスリをキメて手数とスピードを増やし、敵を圧倒する『暗殺士』たる『マスィール』。

 あと、私は、マムルークと同じ『魂装術士』であり、かつ邪眼を備えたDA☆天使『グロイエル』を担当しました。


GM「いや堕天使ですから。」


 さて。自分たちの組に喧嘩を売ってきた他の紫杯連の下っ端とやりあったり、ものすごい秘宝を巡って敵と争ったり、隠された埋没都市発見のためにダンジョンに挑んだり。様々な冒険を経ていると、ネタも次から次へと生まれて来ます。


GM「で、今日は、君たちドコにいる?」

マムルーク「ボクは、娼館で働いてますよ?」

グロイエル「君は男じゃなかったっけ?」

マムルーク「ええ、男です。どっちの客も取れますよ」

グロイエルこのエロイエルめ!

マムルークええー!?



マムルーク「じゃあ、カノジョに、この魔法の指輪を預けておこう」

GM「『婚約指輪?』とか言われたりして」

マムルーク「いや、それは、ボクが14歳、カノジョが12歳のときに済ませてますから」

アザリーこのエロエルめ!!

マムルークなんか増えてるッ!?



GM「バザールだと、魔具とかが安く買えるけど、何か買います?」

マスィール「じゃあ……大理石を。」(一同爆笑)

GM「なんでここでそんなものを買うんだよ!(笑)」


GM「『図書館では静かにしてください!』と、司書さんがローリングソバットを放ってきます」(一同爆笑)

アザリー「どんな司書さんだ(笑)」

マムルーク「やばい、惚れそう(笑)」



GM「これからダンジョンに行くわけだけど、知り合いと話とかしないの?」

アザリー「ああ……『ケバブ作って待ってるから!』みたいな(笑)」

マムルーク「そうだなあ、じゃあ、カノジョのところに寄って……」

(そしてダンジョンへ)

GM「では、砂嵐が発生します。判定に失敗した人は、持ち物を何か1つ、失ってください」

マムルーク「うーん、じゃあ、エリクサを1つ」

アザリー「エ、エリクサァァァーッ!」(一同爆笑)

グロイエル「『一緒にケバブ食べようって言ったじゃないかぁぁーっ!』」(一同爆笑)

マムルーク「いやいやいやいや!(笑)」



グロイエル「では、俺はバザールで射的やってよう。――うむ、“堕落”。」(一同笑)

 ※ 『ゲヘナ』では、PCは“堕落”することで、判定を有利に出来るのだ! でも、“堕落”しすぎるとNPCになっちゃうから、無理は禁物だぞ!

マムルーク「そんなことで“堕落”!?」

グロイエル「どうしてもゲームボーイアドバンスがほしかったんだよ!!(爆笑)」

GMそんなもんありませんよっ!?

マスィール「ここゲヘナですから(笑)」

グロイエル「ケ、ケバブ! ケバブ!! 『ゲームボーイアドバンス』という名前のケバブ!!」(一同爆笑)



GM「ここでマムルークが1点“堕落”すれば、死なずに済むぞ!」

マムルーク「ううーん……(←信条的に“堕落”したくない)」

グロイエル「『ククク……堕落しちまえよ。おまえが死んだら、誰があの娘を守れる? ここで死んだら、何の意味もないだろう……?』(←人を“堕落”させるのが大好き)」

マムルーク「くっ……しょうがな――」

アザリー「いや、ここで、代わりに私のジンが1点“堕落”します」

ほか一同「おおっ!?」

アザリー俺カッコいいっ!!(一同爆笑)



 ほとんど脊髄反射であふれ出す、刹那的なネタの数々。テーブルトークRPGをやっていて『楽しい』と思う瞬間のひとつです。アドリブだからこそ、直感的なアイデアが閃いて、しかも他のメンバがそれをさらに拡張してくれる。みんなで爆笑の渦に埋没した瞬間なんて、最高です。


 ただし、やりすぎは禁物。



GM「では、小屋の中に入ると、敵のボスが君たちを待ち構えている!」

アザリー「しかし今そこは誕生パーティの真っ最中だった」(一同爆笑)

グロイエル「では、ケーキに刺さったローソクの火が吹き消されようという時に乱入してだな、ローソクの火を、矢で射って消し飛ばすッ! ハッハァ、これで貴様はローソクの火を吹き消すことができんッ! どうだ、悔しかろう! はーっはっはっはァ!」

GMいやあの。



 気心知れた相手でもない限り、こんな凶行に臨むのはやめましょう。


 GMの身になって考えてみると、いろいろ大変だから。




BLOWING EPISODE.43


 スーパーにハロウィングッズが売ってありました。


 なぜかウィッチハットを購入する母はさておいて。私の視線は、ハロウィン変身グッズに釘付けです。


 それらはどうやら、メイド・イン・異国。子ども用のコスチュームとして、ハロウィンにふさわしく、魔女やら吸血鬼やらといった妖怪の衣装が用意されているわけですが……


 なぜ、当然の呼吸で、そこに忍者があるのだか。


 しかも、襟元に縫われた“武”の一文字はともかく、他の漢字がどうしようもない。


 家  


 これらの漢字が、いったい何を意味するというのでしょう。「海の家で魚を捕る」とかそんな感じでしょうか。うん、忍者と何の繋がりも見えてきません。


 上記の漢字の全属性を備えうるような、妖怪じみた妖しい忍者なんて、どこの世界にもいるわけが……


 ……………………


 そうか。そういえば、まったくいないこともなかった。
(※ 声がギレン



 どうやら今は、カジキマグロを忍者刀に改造するブラジル忍者こそが、忍者としてスタンダードな時代のようですね。


 ……滅んでしまえ。こんな世界。




BLOWING EPISODE.44


 以前紹介した『ゲヘナ』のキャンペーン中、『マムルーク』が人間離れした攻撃力を獲得するほどに成長しました。


 それに伴い、他のメンバーの2倍の耐久力を得るまでにも成長しました。


 そんな彼に、仲間たちが贈る言葉。


アザリー「マムルーク、ボスーい。

マムルーク「いや意味ワカんないから。


マムルーク「じゃあ、牽制で25点ダメージ」

グロイエル「なんだそのボスい数値は」

マムルーク「だから何ソレ!?




○ ぼす・い [ボスい]
(形)
(1)プレイヤー・キャラクターのデータが、まるで敵ボスのような値に達していること。
  「おまえのキャラ、――・いよ」
(2)プレイヤー・キャラクターの発言が、まるで敵ボスの言いそうなことであること。
  「フン……ついに、ここまで来たか」「なんだその――・いセリフは」

⇔「雑魚い」




 どうでもいいですが、「goo辞書」って「ボスキャラ」とかも載ってるんですね。さすが、「萌え」とか「萌え4コマ」とか「猫耳」とかが載っているだけあって。


 …………広辞苑には載ってほしくないな。




BLOWING EPISODE.47


 大学で英語を教えてくださっているネイティブの先生が、ラオスでモンクに会ってきました。


 モンクと言えば、清貧を旨とする修道士。日本では何故か格闘僧のイメージが(主にゲームのクラスとして)あったりしますが、実際にはそうではないようです。


 で。


「そこで、彼らとアドレス交換してきました」


 Eメールあるんですかモンク。


 いいのか?――いや、いいのか。マサイ族だってケータイを持つような昨今です。モンクがテクノロジーに通じていて、何の不思議がありましょうか。


 ただ、気になることがありました。


「そのアドレス、パソコンのですか? それともケータイ?」


インターネットカフェだそうです」


 ねっとかふぇ!?


 モンクがインターネットカフェ……。少なくとも修行の一環でないことは確かです。や、でも、モンクがネットカフェにいちゃいけないってことはありませんし……。毎朝、一般の人々から食糧をもらいまくっている姿と照らし合わせると、違和感を覚えないでもないですが。


 まあ、遊んでるワケじゃなさそうだし、いいのかな?


「ああ、あと、そこでゲームもするらしいですよ」


 おいモンク。


 ゲームって。ゲームって! 実は何気にMMORPGなんかで、ちゃっかりモンクをやってたりするのか!? どうなんだモンク! どのへんが清貧なんだモンク! モンク! なんか親しみ持っちゃうじゃないか! モンク!!




「――あ、こんなにフレンドリーなのはラオスのモンクだけですよ」


 ……えー。




BLOWING EPISODE.48


 最近、妙な夢を良く見るので、夢手帳でもつけようかと思い始めた私です。


 夢手帳と言えば、一年くらい前にもつけていた覚えがあります。メンドくさくなったので10日でやめましたが。どれ、久々に開いてみよう。カモン、私の過去の夢!









【ある日の私の夢の内容】



ゾンビ出現



ゾンビは治せない



古い魔術書があれば治せるかも!



ブックオフへ。




 待て。夢。





BLOWING EPISODE.51



(※ そろそろメシが欲しい犬のシオン)


 怖いからやめなさい。





BLOWING EPISODE.53



 「機動戦士ガンダムSEED 連合vsZ.A.F.T.」家庭版が発売されました。


 以前ここでもご紹介した、「機動戦士ガンダムSEED」に登場する機体を駆る対戦アクションです。ゲーム自体の面白さもさることながら、随所で流れる劇中の楽曲がいい感じです。なにしろ、個人的には「神がかった一品」として記憶に残っている「サントラV」収録の戦闘曲が多数、BGMとして流れますから。「悪の3兵器」とかお気に入りです。


 さて、この「ガンダムvs」シリーズでは、以前から、好きなパイロットを好きな機体に乗せることができるとあって、ゲーム中、ことあるごとにパイロットがセリフを放つのが特徴でした。今作でもそれは変わらず、主に劇中のセリフがばしばしと飛び交います。そのため、偶然、奇妙なドラマが生まれることもあります。


 たとえば、友人と「機動戦士 ガンダムvsZガンダム」をプレイ中、主人公アムロ・レイと宿敵シャアを戦わせてみると。


 シャア操るゲルググのビームナギナタが、アムロ操るガンダムを直撃!
 その瞬間、ニュータイプ覚醒「復活」が発動! アムロ再起!

アムロ
ボクは……あの人に、勝ちたいッ!


 アムロ反撃! ゲルググにビームサーベルがヒット! ゲルググ大破!
 だがその刹那、シャアの「復活」が発動! シャア再起!


シャア
冗談ではない!!


 シャア反撃! ガンダム撃破! 決着!


 「あの人に勝ちたい!」→「冗談ではない!
 シャア、取りつく島もねえ。


 と、こんな具合です。あまりのタイミングのよさに、しばらく友人と笑い転げました。


 セリフの組み合わせが生み出すドラマは、今作でも見ることができます。


 いまのところ一番のお気に入りは、主人公キラ・ヤマトと、親友であり敵軍のパイロットであるアスラン・ザラの対決です。


 本編は当初、「戦争に巻き込まれた主人公が、友を護るために仕方なくガンダムで敵と戦う最中、かつての親友と戦場で再会し、苦悩しながら銃を撃ち合う」というシチュエーション的に燃える話だったのですが、まあ無印一作目はまだともかく、主人公を「シン」という少年に変えて2年後を語った続編「DESTINY」では、キラとアスランがシンの出番を奪い取り、最終的に主人公の座から引きずりおろすという暴挙が見られるようになりました。他にも、宇宙空間で機体が撃破されヘルメットが吹き飛んだキャラが実は生きていたりなど、「DESTINY」はワンダフル時空のるつぼです。


 話が逸れました。キラとアスランの対決に戻りましょう。


 キラの攻撃に追い詰められたアスラン、「覚醒」によりパワーアップして巻き返しを図ります。

アスラン
オレが……おまえを撃つ!


 劇中では、キラへの説得を無駄と知り、覚悟を決めた時のセリフです。

 覚醒した親友アスランの猛攻に押され、キラも吼える!

キラ
お前なんかにィ!


 ちゅどーん。(アスラン撃破)


 キラひでえ。キラひでえ!





BLOWING EPISODE.54



〜擬音で伝える、どこか間違った準備体操〜
(先生の号令に合わせて生徒たちが動くイメージで)


「屈伸ー」
(ぐっ、ぐっ)


「前屈、後屈ー」
(ぐいっ、ぐーっ……)


「アキレス腱ー」
(ぐいーっ、ぐいーっ)


「手首、足首ー」
(ぶらぶらぶらぶら……)


「首回しー」
(ぐるーん、ぐるーん)


震脚(しんきゃく)

ズドン。





(※ 震脚……中国拳法に見られる、強く足を踏み込む技法)




「こら佐藤ー、グラウンドに穴ァ開けんなー」
「はーい」





BLOWING EPISODE.55



 ご存知の方も多いとは思われますが。

 2005年11月28日の朝日新聞朝刊に、『ボスニア和解へ ブルース・リー像』という記事が掲載されていました。

 なんでも、旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が激しかった南部モスタルに、ヌンチャクを構えたブルース・リーの銅像が設置されたそうです。深い溝があるらしいモスレム人とクロアチア系住民、その両方に高い人気があるヒーローの銅像を立てることで、民族和解の象徴にしたかったのだとか。ドイツの文化団体などからの寄付により、2年越しの計画が実現したのでした。

 が。

 大学から帰ってくると、同日の朝日新聞の夕刊には、こんな記事が。




『ブルース・リー像 もう破壊』




 早っ。除幕式から半日で破壊って!

 ブルース・リーも短命でしたが、その銅像は半日の命……ああ、なんと儚い。

「いや直すだろこっぱみじんになったわけじゃあるまいし!」

 それもそうか。




BLOWING EPISODE.57



 ある日、あるとき、ある聞き間違い。


「マドンナは、健康のために、日本人のシェフを雇ってるらしいよ」

主婦を?

シェフを。


 一瞬、本気で納得するほどの説得力を感じた自分に驚きました。





BLOWING EPISODE.58



 そろそろ、我が家にみかんが届く季節になってまいりました。

 手が黄色くなるのも構わずみかんを食っていると、最近、やたらと視線を感じます。


 犬です。


 ウチで飼っているシェルティの“シオン”が、やたらと物欲しそうな、きらきら輝く目でこちらを見ているのです。


 そのときちょうど、夢の中できつくシオンを叱った後の朝だったので、えもいわれぬ罪悪感も手伝って、みかんを一切れ、くれてやることにしました。


「よーし、シオン。それっ(空中に放り投げる)」

シオンごくんっ!(口でキャッチした瞬間に呑みこむ)」

呑むなよ。


 ……カプセルタイプの薬を出したら喜んで喰うようなヤツなので、“味わう”とかどうでもいいんでしょう。たぶん。





BLOWING EPISODE.59



 サークルの後輩に、ツッコミでボケる高等技術の使い手がいます。


「Aのアドレス、教えて欲しいんだけど」
「あれ? 前にメールしましたよ」
「だっけ? すまない、私には【忘却の彼方】という特殊能力があってね」
「それ、人間にクラスチェンジしたら自動的に取得するやつですよね」
「私の場合、重複して獲得しているからレベルが高いのだ」
「物忘れのレベルなら負けないぜ!」
「いや、そこは負けとけ」
どなたか、お客様のなかに物覚えのよい方はいらっしゃいませんかー!


 かなりの猛者だとお見受けしました。



はじまりはいつも雨