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Turning Episodes

今年もいろいろ変わりそうな予感がするので継続で。





Turning Episode.01


 先日、友人の新居で『ビーストバインド ニューテスタメント』というTRPGをプレイしてきました。

 プレイヤー・キャラクターは、半魔と呼ばれる、人間のフリをした魔物。
 現代社会を舞台に、魔物絡みの事件を解決する伝奇アクションRPGです。

 今回、私はプレイヤーとして参加。他のプレイヤーは全員、高校時代からの友人。
 GMも、高校時代のTRPG部の先輩です。

「バレンタインが近いので、バレンタインネタでやるよー」

 そんなGMの宣言により、
 PC1にPC2とPC5がチョコを渡そうとする、というハンドアウトが配布されました。
 PC3は先生、PC4は用務員として、その様子を見つめつつ、同時に起こった魔性の事件の解決を目指すポジションです。

 要するに、ラブコメシナリオなわけですが、我が友人どもがまともなキャラを作るわけもなく。

PC1
「じゃ、俺はエトランゼ、つまり宇宙人になります。
 地球の調査のために、周囲の人間の記憶を改ざんして、高校生になりすましている。
 早く、地球を滅ぼせって指令が来ないかなー、と思ってる


GM
「PC2って、PC1の幼なじみだってハンドアウトに書いてあるけど」


PC2
「じゃあ、こっちはデーモン/セレスティアルで10000歳なので、
 PC1に記憶を改ざんされて、高校生をやっている。
 そのとき手違いでPC1のことを好きになってしまった」


 おまえらがそれでいいなら止めないけどな!!

 さらに、PC5もデーモンになったので、
 デーモン2体が宇宙人にチョコを渡そうと奔走する、
 という、カオスすぎる流れに。
 まあ、そういうゲームですからね。

 ちなみに私は、PC4(安全圏)に退避して好き勝手やってました。
 レジェンドという、伝説的存在や、伝説そのものを表す魔物なので、
 超有名なゲームキャラクターの伝説が形を取ったというキャラクター。
 学校中を土管で移動すると言えばわかっていただけるかと!

 あとは先生たるPC3が、学校の用具室に転がっていたパワードスーツを装着する人狼だったりと、もはや学園は人外魔境。

 まあ、そういうゲームですからね!!


 ちなみに、その後は自然とお泊りの流れになりましたが、誤算が1つ。
 発掘したロボを駆って戦うTRPG、『エムブリオマシンRPG』を持ってきていたので、3vs3でチームロボバトルをやってみよう、ということになったのですが……
 あまりにも面白すぎて、思わず徹夜で4連戦。

「おかしい……こんな予定じゃなかったのに……」
「ダメだ、眠くなってきた……」
だがもう1戦!!

 相手がどう動くのか予想しつつ、2回分の行動を作戦シートに書き込み、一斉に発表して戦う、このゲーム。
 ゲームバランスが非常に整っていることもあって、思っていた以上に手に汗を握りすぎ、もはや眠るどころではないという。
 ポテンシャル高すぎ。


 翌日はほとんど眠りこけるハメになりましたが、悔いのない一夜でした。
 でもなんか夢の中でもロボットに乗ってた気がする。
 どうやら、4戦中2敗した(しかも2回撃墜された)悔いは、あったらしい……。



Turning Episode.02


 「冲方 丁」著、「ばいばい、アース」文庫版の最終巻が出ました。

 簡単に言うと、
獣人たちが住むファンタジックな世界で、のっぺらぼうの少女が、楽隊に入ってユリ科の鋼鉄の剣を振り回し、うっそりな連中をふっつりと叩き斬るチャンバラ劇。』
 何を言っているのかわからないと思いますが、嘘は言ってません。

 そんな『ばいばい、アース』を、こよなく愛する男が1人。
 私が属するTRPGサークルの後輩です。

 奇人変人が大好きな他、渋い中年や老人に目がない、この彼。
 『空戦するTRPGを作ってみたい』と言っている理由の根底には、渋いオッサンが空を舞う漫画『エリア88』の影響が、さぞや大きかろうと思われるほど。

 そんな彼ですから、渋い猫獣人のおっさんや、渋いケンタウロスのおっさんや、渋い猫獣人の爺さんが大量に出てくる『ばいばい、アース』に、たちどころにやられてしまった模様。

 4巻読了後、メッセでこんな会話を交わしました。

「とりあえず、あなたは獣人ゲーを作るべきでは」
クリスタニアをやれ!」
「そう言うと思いましたが! だが、ほら、精神性が大きく違うじゃないかよう……ッ!!」
「クリスタニアのルールを使って、世界観をすげ替えろ!」
「ぎゃーん!
 あなたには、ワイルド“アリアンロッド”アームズ、ゼノ“エムブリオ”ギアスに次ぐ酷い企画を立ち上げていただかねばならなくなったようだ……ッ!」

 ※ 最近、中世文化なのに人型ロボ発掘しちゃうゲー“エムブリオマシンRPG”で、「ゼノギアス」ができないものかなー、とか言っている私です。

「しかも俺がやるのかよ!」
「どん まい」
「君が獣人空戦TRPGの案を出してくれたら、やらんでもない!」
「なんてこと! タダでさえ獣人に対する心の揺れ具合が半端でないと言うのに、そんなこと言われたら!」
「ていうかよく考えたらそれ『スターフォックス』じゃね?」
「ほんとだ!」

 オリジナルって難しいデスネー。



Turning Episode.03


 ふと。

 TVを見ているとき、母が言い出しました。


「……東京ミッドガルドってさー」
「違うからな」


 そんなサイバーっぽい名前の都市に言い間違える主婦がいていいのか。


「ああ、あれはFF7のだっけ?」
「それはミッドガルだ」


 割と長時間そこで暮らしてましたよねアナタ。(PSPで)



Turning Episode.04


 ザ・母との会話。


「最近、バラバラ殺人とか多いけど、やっちゃだめだからねー」
「やるわけないだろ。
 内臓とか死体とか、生理的に苦手だからな

そこは『僕はそんなことしないよ』って言えばいいのよ


 そんな根拠のない言葉より、「内臓とかマジでダメ」の方が、よっぽど説得力があるんじゃないかと。



Turning Episode.06


 美容室に行ってきました。
 近所の美容室なので、母や妹も担当してもらっているお兄さんに、髪を切ってもらうことに。
 ところが。


「ハーフっぽい顔してますよね」
「自分じゃそうは思わないですけど、なぜか、よく言われますね」
妖精っぽい顔してますよね。
それは言われたことないですね。
「なんか優雅っぽい感じですねー」
「そ、そうですか?」
「ええ。下賤な連中と話を合わせるのは大変じゃあないですか?
何の話をしてるんですかッ!?


 美容室で「下賤な連中」なんて言葉がまさか出てこようとは。


「なんか、あれですね。森の中の洋館とかに住んでそうですよね」
いや初めてですけどその評価。
 ていうか近所です。●●(地名)タワーが見えるくらいです」

エッフェル塔じゃなくて?
それ僕どっから来てるんですか!?


 何コレ。お客様を持ち上げてるの?
 いや、ただのネタだ! ネタ好きなだけだ!


「飲みに行ったりとかするんですか?」
「たまにありますね。友人とかと一緒に」
舞踏会?
居酒屋ですよ!
「やっぱり馬車で?」
電車ですよ!
「飲むのはワインですか?」
「そうですね。梅酒とかも飲んだりしますけど」
梅酒はダメです
なんでですかッ!?


 その後、お会計で店員のお姉さんに「エッフェル塔とか聞こえてきたけど、何があったの?」なんて聞かれつつ、お見送りされます。


「今日は徒歩ですか?」
「いえ、向こうの駐輪場に、自転車を停めてあります」
「店の前に停めてくださって結構ですよ。こう、すごく前輪の大きな自転車とかですよね?」
「? ……あー、はいはい、イメージ浮かびましたよそんなわけないじゃないですかッ!


 なんか、いつも思うんですけど。
 この世に普通の人間はおらんのですか?



Turning Episode.07


『アンデッドが主役のTRPGとか作ろうと思ってるんだけど、やるとしたらどんなキャラをやってみたい?』

 そんな言葉を、サークルの後輩にメールで投げたところ、さっそくケータイに返信が!
 ほほう、どれどれ?

「変な死人。たいていの連中は自分が死んでいると分かったら、生き返りたい生き返りたいと喚くものよ?」
「……きっと、自分で納得しての死に方だったんじゃないかな。よく覚えないけど、そんな気がする」
「気がするって……、曖昧ねえ。本当に変な死人」
「はは、そんなことを言われたのは初めてだ」
「当たり前じゃない。――ねえ、もしも、」
「……?」
「貴方が死ぬ前の記憶、取り戻せるとしたら、どうする?」
「…………」
「これから貴方はきっと短くない時間を土くれとして過ごすことになるわ。それはとても辛くて、厳しくて、悲しい時間。冷たい胸をそっと温もらせる、思い出のかけらがあれば――」
「きっと、僕は幸せな夢を見ることができる」
「そうね。でももしかしたら、貴方の人生は汚泥に塗れた腐肉のようなものだったかもしれない。それは今の貴方にはもちろん、私にも分からない。知っているのは、生きていた貴方だけ。私は選択肢を提示することしかできない。選ぶのは、貴方」
「……君は可愛い顔をして中々酷なことを言うね」
「あまり嬉しくないわ。私の姿は、相手が望む姿で映るのよ。……どうする? 時間をあげることはできない。ぐずぐずしてると、貴方は自我を失ってさ迷う死体に成り下がるわよ」
「……そっか。そうだね、なら僕は――」

的なナビゲーターが欲しいです!


 変な後輩。



Turning Episode.08


 ややこしい話になるんですが、
 高校時代のろくすっぽ話もしてない【同級生】の妹が、うちの妹の【友達】で、
 その【友達】によると、【同級生】の私に対するイメージは、
「ゲームみたいなしゃべり方をする人」だったそーです。
 (それを私に伝えた妹は「そんなこと言ったっけ?」と覚えていない様子ですが)

 しかし、ゲームみたいなしゃべり方って……どんなだ?
 「それにしたって、野っ原を5人でゾロゾロ歩くなんておっかなくってしょうがねえ。おまえ、パーティを2組に分けてみろ」
みたいな、やけにメタで説明的なしゃべり方のことでしょうか? むしろできるか、そんなもん。

 と、そんなことを会社の同僚に話したところ。

「ああ、なんか、常に会話にカギカッコがついてる気がする」
「あと、なんか、常に絵コンテついてる気がする」

 もっとわからなくなった。
 むしろ存在するのか、そんな人間。



Turning Episode.09


 会社にて、先輩に質問。


「あ、すいません。社内サーバのZゼータドライブのデータなんですが……」

「? ……もしかして、Zゼットドライブのこと?」

「……………………」

「……………………」

「……………………いや。つい」

カッコいいッスねゼータドライブ

ゴメンナサイ


 星の鼓動は



Turning Episode.10


 ワールド・デストラクション、プレイ中です。

 シナリオ:加藤正人、キャラデザイン:田中久仁彦、音楽:光田康典という、ゼノギアス主要メンバーがメインで参加するRPGとあっては、買わないわけにはいかぬ、と、システムとか気にせず購入を即決。

 どんなひどいシステムでもどんとこい、というぐらいのつもりでしたが、実際やってみると、それほどの覚悟はいらなかったですね。むしろゼノい。行動ポイントがあるとか、攻撃技を組み合わせて戦うとか、ムチ使いが出てくるとか、やけにゼノいです。

 ゼノさ加減はさておいて、興味深いのはボイス装備システム
 ストーリー上でキャラクターが特定のセリフを発すると、それが装備品として手に入り、
 キャラクターにボイスをセットすることで、戦闘中にそのボイスが特殊効果ごと発動する、というものです。

 いわゆるスキル要素をキャラクターボイスと一緒にしたもので、けっこう面白いと思ったんですが、ちょっと「ん?」というものもあります。

 この物語の主人公キリエは、世間知らずで純朴な少年。
 ただ、世界を滅ぼす力を持っていたため、強引に世界撲滅委員会に加入させられることになります。
 その後は、世界救済委員会と戦いつつ、世界の撲滅のために奔走するという、そこだけ聞くと超ツッコミ待ちストーリー。

 で、そのキリエのボイスがこちら。

『僕が悪いんだよね』

 自虐というのではなく、素直で純朴な天然さんなので、さらりとゴメンナサイ系のセリフが出てしまったカンジです。
 ストーリーに出てきたこのボイスをセットすることで、特殊効果が発動するわけです。
 このボイスの場合、ダメージを受けると一定確率で防御力がUPするスキル《チキンハート》が発動するというものになります。

 ……《チキンハート》って。
 主人公のスキルとしてどうかというのもありますが、ゲーム中で使われる、汎用的な防御スキルの名前としてもどうなのか。
 意味はわかるけど、もっとカッコいい名前があるはずじゃないですか!
 防御重視系のキャラがみんなチキンみたいじゃないですか!
 チキンだけどさ!(※ なぜかよくTRPGで防御キャラをやる者の叫び)

 ちなみに、メインキャラの1人である、ハードボイルド・チャーミング・ベアのトッピーだと、
『汚い手で触るな!』
 という、ダメージを受けると一定確率で攻撃力がUPするスキル《ブレイブハート》を発動させるボイスがあります。
 なんという 扱いの 差。
 愛して! みんなもっと防御キャラを愛して!

 なお、スキルはボイスだけでなく、通常の装備アイテムによっても発動します。
 なので、キリエに《反骨の拳法着》を着せ、『攻撃されると行動順が早くなる《反骨》スキルを与えてみると。

――バキッ!
『……僕が悪いんだよね』
――反骨
――チキンハート


 なんかいきなりひねくれた感じに。

 自虐系ブチギレチキンハート。なんて世界を壊しそう。



Turning Episode.11


 ザ・知り合いとの他愛もない会話。

「このゲームの敵キャラさ、戦士系は戦士系でグラフィックそろえてるのかなー」
「ああ、色違いってことですか? モブキャラには、よくありますよね」
「どうなんだろ。この攻略本はモノクロだから、色違いなのかどうかわかんないなー」

 数時間後。

「わかった、わかったよ!」
「あ、わかりましたか。どうでした?」
「うん、戦士はやっぱり戦士だったよ!
深ッ!

 戦士はやはり戦士! なんという……こだまするようなこの深さ!

「いやあ、ありがとうございます! 久々に聞いた、心が洗われるような言葉でしたよ!」
「へ? え? いや、えっと、……なにが?

 さすが人生。どこに名言が眠っているかわからない!



Turning Episode.12


 ザ・知り合いとの他愛もない会話。

「イタリアに変なトイレがあって、なんでも便器がないらしいよ!」
じゃあ何があるんですかッ!?


 「便座がない」の間違いでした。



Turning Episode.13


 ある金曜日の昼、会社で働いていると、携帯に母から着信がありました。

 こんな真昼間から/会社にいるのに/携帯に着信?
 すわ、家族に何かあったのでは……

 留守録もないので、不安に思いつつ、休憩時間を使って母の携帯に電話。


「もしもし、なんか着信あったみたいだけど……」
ネコ飼っちゃったんだけどさー
待てや。
「これから動物病院に行くから、名前決めないといけないんだけど。レイでいい?
だから待てや。


 ええっと!

 相談もなしに猫を飼われたことにツッコめばいいのか!

 猫の名前どうする? というだけで会社にいるのに電話をかけてきたことにツッコめばいいのか!

 というかなぜあと1日待てなかった!(※ 金曜日です)

 そしてなんだこのデジャヴ!!


ちなみにこんなのです。


「で、名前どうすんの。ウルもシオンもあんたが決めたから、いちおう聞いておこうと思って」
「ああ、うん……そうだな……。
 じゃあ、ルカ(ルカナン)。
(※ こっちの守備力を下げそうだから)
却下。

 いい名前だと思うんですがね!


 ちなみに、そんなこんなで我が家にやってきたレイですが、
 来て2日目で生死の境をさまよいました。

 おまえの守備力が下がってどうする。



■余談

 まあ、そのおかげで、最初、思いっきり警戒していた先猫のウルが、レイのことを心配する、というツンデレっぷりを発揮し、我が家のおネコさま縄張り事情は事なきを得たのですが……それはまた別の話。

 あと、子猫に威嚇されて怯えんな。シオン。(※ 犬。6歳。



Turning Episode.14


 母が出かけようと、玄関口で準備をしていたときのこと。
 ちょっと離れたところにいる私の耳に、母の声が聞こえてきました。

「服、合ってる? 変じゃない?」

 ……ん?
 妹はリビングにいるし、そこには誰もいないと思うのですが――

「……母さん、だれに向かって言ってんの?」
カガミ。
「……ってしゃべらねえよ! カガミはッ!
「何言ってんの、しゃべるわよ。ウチの子は」
初耳が 過ぎる!

 どんな家だとおっしゃるですか。



Turning Episode.15


 おっと、何やら、母からメールが。


先日のチキンソテーは「キメラ」と命名しましたよね。
いつもの、野菜+卵+チーズたっぷりのイタリアンなオムレツは「コドラン」に決めました。
それにトマトソースが加わったものが「メッサーラ」です。
で、ちなみに今夜は「コドラン」です。
創作料理の命名の基準は「前半で役立つモンスター」です


 いろいろと言いたいことはあるんですが……、
 とりあえず、真っ先にツッコミたいのはこれしかないです。

 なんでコドランだけ種族名じゃないんだッ!
 (ふあるしは ツッコミをいれた! しかし ムダなこだわりだった!)



Turning Episode.16


 あるとき母が言いました。

「そういえば、あの、なんか銃を撃つゲームあったよね」
「銃を撃つ……? ワイルドアームズのこと?」
「じゃなくって、ほら、あのFFの」
「ああ、ダージュ・オブ・ケルベロスね」

 我が家で銃を撃つのがメインのゲームなんて、ほとんどありません。
 母が言っているのは、「ファイナルファンタジーZ ダージュ・オブ・ケルベロス」
 『FFZ』のスピンオフ作品で、銃撃アクションがメインのアクションRPGです。
 まあ、覚えにくい名前なのは確かですねー。

 とはいえ。

「そうそう、それそれ。
 あの、主人公が『アドレナリン』みたいな名前のヤツ

ヴィンセントだよッ!

 どこも似てない上にンな名前の主人公がいるかッ!



 いるかもしれないけど少なくともFFではないでしょう。



Turning Episode.17


 あるファンタジーTRPGのGMをやったとき。

 いろいろ事件が起こっている村に辿り着いたPCたちは、
 そこで、焼け落ちた家にいつまでも住み着いている少女と遭遇します0:42 2009/03/16。
 すると、村長の息子がやってきて、

「おまえの居場所なんかもうここにはないんだよ」
「いつまでもこんな家にいないで、さっさと村を出ろよ」
「ゲシッ(手近な椅子を蹴りつけた音)」


 などといじめるだけいじめて去っていくではありませんか。

 GM的には、「村長の息子=嫌な奴」という描写を演出したつもり……

 だったのデスガ。


プレイヤーAあれはツンデレだな。
プレイヤーBああ、奴はただのツンデレだ。
GM「……いや、待て。待て待て。何を根拠にそうドキッパリと」
プレイヤーA少女の座ってる椅子を蹴らなかったから。
プレイヤーBイジメるなら座ってる椅子を蹴るもんね。
GMアンタらめざとすぎしやしませんか!

 まあその通りなんで何も言えないんですが。
 ある事情から、少女を村から遠ざけるためにやっていたことなんですが。
 しかしこうあっさりと一瞬で、しかも確信を持って看破されようとは。


村長の息子「あんな奴、とっとと村から出て行けばいいのによ」
PCたち「(生暖かい視線)」
村長の息子何か言いたいことでもあんのかてめえら!


 シナリオが終わるまで、もはやイジられることしかなかったという。



Turning Episode.18


 最近、ファンタジーTRPGのGM持ち回りキャンペーンをやってます。

 GM持ち回りキャンペーンとは、その名の通り、GMが毎回変わるキャンペーンのこと。
 基本的には、参加者が全員プレイヤーキャラ(PC)を作っておき、シナリオごとに、GMになるプレイヤーを変えて、ストーリーを連続させていきます。
 そうなると、GMの持ちキャラがNPCになったりするわけですが、我々の場合、処理が面倒くさいので、なんだかんだで理由をつけて戦闘には参加しません。

「僕のPCは、結界で弾き飛ばされたので戦闘には不参加です」
「私のPCは、この空間では特殊な力の影響で意識を失ってます」
「私のPCは言います。『みんなは事件を追って。私はこの宿を守るッ!

 念のため、別に宿は狙われてませんでした。(しかもちょっと立ち寄っただけ)

 さておき。今回は、
『アンデッドの帝国と全面衝突する国の近衛騎士なNPCが、隣国に「ちょっと協力しろよ」と使者に行く』
 という設定に各PCを絡ませて、物語を進めています。

 なかなか目的地にたどり着けなかったり、
 着いたら着いたで隣国の主要人物が敵勢力に洗脳されていたりと、
 えらく遠回りになりながらも、セッション4回目のラストにして、ようやく目的を果たせる瞬間がやってまいりました。


現GM「では、その国の元老院議員たちに対して、NPCが目的を述べます。はい、どうぞ」
初GM「あ、そこは俺がやるのね。えー、では、NPCが胸を張って言います。
    『我々は、アンデッドの脅威に対して、貴国に協力を要請に参った。
     ――わけではなく、実は別の目的があったのだよ!!』
    『なんだってー!?』
     次回へ続く。
次GM待って! ちょっと待って!
     何その次で意外性が必要になっちゃう引き!」

初GM「ダメか。じゃあ仕方がない。巻き戻そう。
    『我々はうんたらかんたらで、貴国の助力が必要なのだー』」

現GM「相手国の元老院議員は、ふむとうなずきます」
次GM「そして議員たちは、顔の皮をべりべりと剥ぎながら、
    『ふはは我々は実はアンデッドだったのだー!』(笑)」

初GM「『なんだってー!』
    次回へ続く。

次GM待って! ちょっと待って!
    今のはただの出来心なの!」

現GM「いやあ、次回のGMに言われちゃあねえ」


 ふとした妄言が自分に跳ね返る、これこそGM持ち回りキャンペーンの醍醐味……
 かもしれない。


次GM「……(少し考えて)まあいいか。じゃあこれで行きます」
他一同「いいのかッ!?」


 次回が楽しみです。



Turning Episode.19


 居間でごろごろしていると、移動中の妹のつま先が、私の足にヒット。

「あ、痛い」
「あ、すいません」
「ああ、でも、反射的に『痛い』って言ったけど、実はそんなでもなかった」
「私も反射的に謝ったけど、実はそんな気持ちはなかった。
それは問題だろうが!

 現代社会の闇を見た。



Turning Episode.20


 夕食のデザートが、冷えた市販のアップルパイだった、ある日のこと。

 母と妹がデザートに手をつける前に、私はアップルパイを食べ終わり、食器を洗っていたのですが。


「(食事をしながら)あ、アップルパイどうだった?」

「ああ、おいしかったよ。個人的には、温めてある方が好みな気もしたけど」

「そう。じゃあ、私たちの分は温めといて。


ちょっと待てそれどういう流れ?



 なんだこの【一瞬で損をした気になる】マジック。



Turning Episode.21


 ふと、こぎれいなスーツを着た男女と道端ですれ違いまして。

 何があったのか、女性の方が嬉しそうに男性を見上げて、こう言っていました。


「また、新しい旅が始まるんですね!」


 なんたるRPGのエンディング。

 「また旅をするよ!」っていうくらいならありふれた内容のはずなんですが、日常会話にしては、文章のチョイスが壮大気味です。


 毛ほども事情がつかめませんが、旅立つ彼らにどうか幸あれ。



Turning Episode.22


 南アフリカに、≪星の女≫という伝説があるようです。
 これがどんな話かというと……


・モテないまま年老いてしまった男がいた

・男は、悲しんで夜空を見上げた

・空には、きらびやかな星々がまたたいていた

・「あんな星みたいに綺麗な奥さんがいたらなあ」

・つぶやいた男の傍らに、いつのまにか女がいた

・女は信じられないほど美しかった

ふたりは結婚した

・ふたりは睦まじく、幸せな生活を送った

・あるとき、男は妻の故郷が見たくなり、妻は夫を故郷に連れて行った

・そこは天空だった

・たちまち、男を凍りつくような寒さが襲った

男は死んだ



 怪談か何かじゃないのかコレ。

 物語の構造としては、羽衣伝説に代表される異類婚や、浦島太郎に代表される異界系の民話をほうふつとさせますが……
 あまりにも虚しい。誰が喜ぶんだこの話。結構好きですけど。

 とりあえず、
 実はこれは超古代に宇宙人が来たときの話で、男は宇宙服もなしに宇宙に出て死んでしまった哀れな古代人なのだと勝手に解釈しておきます。
Turning Episode.23


 ザ・母との会話。


「そういえば、アンタが初めて血を出したとき、『血が出た! 血が出た!』って妙に嬉しそうに言ってたわ」

「何歳だ、それ? さすがに全然覚えてないが……」


 ターボレンジャーの剣を振り回して、顔にぶつけて傷ができたときのことなら覚えてるんですけどね。


「で、そのあとは?」

『ちゃんと赤い血でよかったねー』って言ってあげた」

答えようがねえよ!


 難しすぎる! フリが!



Turning Episode.24


 よく「キミ、変わってるよね」って言われるんですが、
 母や妹ほどじゃないと思うんですよね。

 みたいなことを母に言ったところ、
 母いわく。

「あんたを普通の人間に産んだ覚えはないわよ」


 何者のつもりだ。



Turning Episode.25


 会社で。後輩に。


「そういえば、例の見せしめ……じゃない、リハーサルの件ですけど」

いま『見せしめ』って言いませんでしたか


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 リハーサル → 本番前になんか見せとくもの → 見せる → 見せ……

 『見せしめ!』
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「という……」

何と間違えても普通『見せしめ』は口に出ませんよ。

ソウデスネ




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