VOID ORPHANS
ヴォイド・オーファンズ



“導きのウィング





Preplay.


  GM   じゃあ、『ヴォイド・オーファンズ』のセッションを始めます!
  一同   はーい。



 ヴォイド・オーファンズについては、前作をご参照ください。


  GM   まず、キャラクターの紹介からお願いします。
  プレイヤーA   シタレット・シュトレウスと言います。
 若いころ、《滅邪陽刃》で傭兵として働いてまして。寿退社して、小道具屋を営む主人と仲良く暮らしてたんですけど、何らかの理由で旦那が死んでしまいまして。
 店をがんばって切り盛りしてたんですけど、[知性]が低すぎて(一同笑)、赤字になってしまったので、また傭兵に身を落としました。28歳です。
 種族は《勇妖精》ヴァルキリーで、【マゾヒスト】にして【シヴィア】です。基本的には前衛をやります。
  プレイヤーB   ダーニャ・ダーニアです。
 種族は、禿頭と剛力が特徴の《剛妖精》トロール。代々、魔技師をやるトロールの家系に生まれたんですが、騎士に憧れてまして。
 《陽刃》で武者修行を始めた、男装の女の子で、20歳です。
  シタレット   禿頭の女の子!(笑)
  プレイヤーC   オルト・ボルト、《麗妖精》ハルピュイアの軽戦士です。
 もともとはハルピュイアの里に生まれ、そこで暮らしていたんですが、英雄というわけではないんですが色を好むタチでして。
  ダーニャ   最低だな。英雄になってから色を好んでもらおう。(一同笑)
  オルト   【超美人】なので、あっちこっちで浮名を流していたんですけど。
『あっ、このまま行くと、俺はいつか死ぬ。刺されて』と感じ。
 流れ流れて、舞台となる街にやってくる形になりました。
 17歳の男の子。よろしく。
  プレイヤーD   クルス・クロス、22歳男性。
 《美妖精》ゴブリンの賢者です。町医者を営んでます。
 まあその結果、ちょっと行き過ぎたお医者さんごっこをしたりして。(一同笑)
 結構自由にやっておられるようです。【両刀使い】なんで、男でも女でもドンと来いな感じ。
  シタレット   オルトとの絡みに期待ですね(笑)。
  GM   では、このメンツでセッションを始めたいと思います。



Opening.01 『なんかすげえ四人』


  GM   君たちは、ジャック・ジェックという治安維持者――“滅邪者”の青年とつながりがあります。
 彼に協力して、いろいろと仕事を手伝う代わりに、報酬をもらったりする感じ。
 で、今回、そのジャックから、“滅邪者”の詰所である《滅邪陽刃》に来てくれ、という招集を受けました。
  オルト   じゃあ、《陽刃》のベッドからのそりと出てくる。
  シタレット   誰のとこで寝てたの!(笑)
  オルト   いや、それは、言葉にしないのが華というか。
  シタレット   なるほど、ジャック・ジェックの寝所か。
  クルス   納得した。
  オルト   馬鹿なッ!?(一同笑)
 で、旦那、なんか用だっけ?
  GM  『ああ』
 食堂になっている《陽刃》一階で、ジャックは君たちをテーブルに招く。
『実はな。ちょいと、ハルピュイアの里に行ってほしいんだ』
  オルト   ぎくーん!(一同笑)
  ダーニャ   ハルピュイアって、(オルトを指差し)こういう人たちですよね。
  GM   そうそう。美形で、実体のない幻の翼を生やして飛べる。
  オルト   え、まさか、地元じゃないよね。(ころっとダイスを振る)……うん、目が低かったから地元で(笑)。
  シタレット   なに、帰るの嫌なの? いいじゃないですか、地元。
  オルト   当たり前です。さっきの俺の設定、聞いてましたか(笑)。
  ダーニャ   ジャックさん、ハルピュイアっていうのは、みんな、こいつみたいな女ったらしなんですか?
  GM  『いや、それはそいつだけだ』
  オルト   そんなことねえよ〜。
  クルス   うむ、今ジャックの寝所から出てきたってことは、女以外もイケるってことだろ?
  オルト   だからなんで俺、ジャックの寝所から出てきたことになってんの!?
  ダーニャ   軽蔑した視線で見つめる。
  オルト   俺をそこのゴブリンといっしょにすんな!!
  シタレット   で、そのハルピュイアの里で、何すればいいんですの〜?
  GM  『まあ、簡単な話、様子を見てくりゃいいんだ。
 というのも、俺たち“滅邪者”の任務のひとつに、各部族の村の警邏ってのがあってな。
 要するに、変わったことがないかどうか調べてくりゃいい。ただ、困りごとがあったら解決してやってくれ』
  オルト   (晴れやかに)そんな簡単な仕事だったら、俺いなくてもいいよね。
 アイタタタ、なんだか急にお腹が痛くなってきたなあ!
  クルス   それならボクが診てあげよう。
  オルト   ぬかったァーッ!!(一同爆笑)
 そんなことない! 今チョー元気になったよ! 大丈夫だよ! その、手をわきわきするのはやめてくれ!!(一同笑)
  ダーニャ   あれ、もうお腹はいいんですか?
  クルス   残念だ。
  オルト   何が。
  ダーニャ   もういいんですか、ドスッ!(腹パン)
  オルト   やめろそれは物理的に痛い!(笑)
  シタレット   (クルスを見て)先生が、ゴム手袋をパッチンパッチンしてるんだけど……(笑)
  オルト   やめろソレどこに入れる気だ !!(一同爆笑)
 ……で、ジャックの旦那、こっちの方は?(金のマーク)
  GM  『まあ、それなりの報酬は出しておくぜ』
  オルト   しかし、俺の地元かぁ……。なんだか嫌な予感がするぜ。
  シタレット   どうしてですの? なんだか、さっきから顔色が悪いですけど〜。
  オルト   いやそんなことねえよ、俺が地元に帰りたくない理由なんてあるわけねえだろハハハ楽しみだなあ。
  クルス   いやあ、キミみたいな美人がいるなんて、すごく楽しみだなあ。
  オルト   おまえに美人って言われても、まったく嬉しくねえやい !!(一同笑)
  シタレット   じゃあ、旅の準備をしましょうか。
  ダーニャ   巡回! 巡回か! 騎士らしい仕事でいいじゃないか!(わくわく)
  オルト   雑用だろコレ。
  ダーニャ   え、何か言った? お腹が痛いって?(一同笑)
  オルト   その脅し文句気に入るな !!(一同爆笑)
  シタレット   そういえば、ダーニャが女の子なのは、みんな知ってるのかな。ここは、女のカンで気づいてそうだけど。
  オルト   ここはまあ、たぐいまれなる好色センサーで。
  クルス   まあ、ダーニャが女であろうが男であろうが、ボクには関係ないんだけどね。(一同爆笑)
  オルト   ダメだ、この先生、強すぎる! 勝てねえ!(笑)
  GM   すげえ、何を話しても持って行かれる(笑)。
  オルト   いや待てよ? 俺の里の何人かを先生に“担当”してもらえば、俺の被害が減る……?
 よし、すぐに行こう!
  ダーニャ   今なにか、すごいクズの気配がしました。
  オルト   そんなことない! そんなことないよ!(笑)



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