10th CONCLUSION.

運命さだめの彼方を撃ち抜いて』




Preplay.


  GM   じゃあ、セッションを始めます。前回のシナリオを覚えている人。
  ジェイン   まあ、なんとなくは覚えてるよ。
  ブリゲッラ   最後のページだけ読んだ。(一同笑)
  ジェイン   とりあえず、ディザスターを生み出す方法はわかった。
  ブリゲッラ   傍点、打ってあったもんね(笑)。



 『アリアンロッドでワイルドアームズ』、とうとう大台、10回目ェーッ!


 星の守護獣、ガーディアンの加護を受けたジェイン一行は、星を蝕む災厄獣、ディザスターを討つ旅に出ています。
 どうやら、《ハーフ・ウィングス》を名乗り、全種族の融和を掲げる組織が、ガーディアンからディザスターを産み出している模様。
 すべてのガーディアンがディザスターに変われば、世界は破滅を免れません。《ハーフ・ウィングス》は、魔族の機械技術で星を維持するつもりのようですが……
 旅を続けるうちに、一行は、《ハンター・ヴァンガード》という、亜人狩りの集団と激突します。
 彼らは、<聖>のガーディアンのフリをした<魔>のディザスターの加護を受け、あらゆる異種族を根絶しようとしていました。
 拠点たる砂上戦艦ガラ・デ・レオンに乗り込み、首魁クラリスを説得せんとする一行。
 しかし、そこで現れた《ハーフ・ウィングス》の手先が、クラリスを射殺。
 それは、なぜか、一行のリーダーであるジェイン・ジャックそっくりの顔をした謎の男――
 疑念を抱えつつも、一行は、クラリスの死によって暴走したディザスターを破壊するため、結界内でガーディアンの力を撃ち込みました。
 結果、ガーディアンは一時の眠りに就き、一行はどこへともなく飛ばされ――
 気がつけば、吸血種族ノーブルレッドの住まう島へと辿り着いていたのでした。

 島では、月の守護獣セレスドゥが復活するという祭が開かれていましたが、セレスドゥはディザスター化した状態で封印されていたため、一行が倒す他、なかったのでした。

 その後、《ハンター・ヴァンガード》の残党が、ノーブルレッドの《テレパスタワー》を占拠。
 ゴーレム部隊を退けつつ、一行は、残党3人を撃破。
 しかし、残党がまだ、魔族の居城《フォトスフィア》を狙っているそうなので、一行は、《フォトスフィア》に向かうことにしたのでした。

 《フォトスフィア》に到着した一行は、フィルの姉である、マリア・ハーケンと出会い、魔族がディザスターに関する研究を続けていることを察します。
 ハーケン家に忍び入ってきた《ハーフ・ウィングス》を撃退するものの、地下に存在していた災厄獣、ネガ・ゼルテュークスが解放されてしまい、一行はその撃破に奔走。
 ようやく戦いが終わったとき、《フォトスフィア》の天に巨大な影が舞い、無数の炎を降らせました。
 旅の最中に出会った謎の機械・ロアが言うには、それは伝説の竜機、ドラゴンキャリバーだということでした。

 天から炎を降らせる竜機に対抗すべく、一行は、ハーケン家の地下に眠る竜機ロンバルディアの起動を決意。
 街中を回って材料集めに奔走し、ハイブリッド・ミーディアム《シェリフスター》を精製します。
 ロンバルディアのコアであったロアを投入し、竜機《ファフニール》に打ち勝った一行は、そのなかで《ハンター・ヴァンガード》の残党と対決。
 エクスの手によりディザスター化した<天>の守護獣、ソラス・エムスを撃破した一行は、エクスから、ディザスターの本質を聞かされます。
 ディザスターとは、ガーディアンが、守るべき人間たちに殺されることで、生まれる存在であるのだと。




Master Scene. 『引きずる過去から己は消せない』


  GM   さて、前回と同じく、今回も最初にマスター・シーンを入れようと思います。
 ブリゲッラ   登場判定は?
  GM   あるかぁーっ!(一同笑)



 広い円形の部屋。
 すり鉢状に、中央に向かって段差が深みを増していく、コロシアムにも似た形状。
 蒼い鎧の男――ゼルク・ブラディミールが、段差のひとつに腰かけたまま、じっと部屋の中央を見つめている。
 そこには、焦点の定まらない瞳を宙に向けたまま佇む、顔の半分を機械の面で覆った少女――ルア・ゼクス。
 ふと、ゼルクの傍らに置かれた機械から、女の声が流れ出る。
「進行はいかがですか――ジーク」
 ゼルクは、うっそりと答える。
「順調です――マザー。世界樹は間もなく根を下ろし、星を造り替える予定です。
 現在は、ジャンがレイラインの調整を行っています」
「そう」
 と、声が応じる。
「きっとこの子も喜ぶわ――ジーク。クランシーは元気?」
 そう問われ、ゼルクが視線を向けたのは、佇むばかりのルア・ゼクス。
「悪くは、ないようです」
「それならよかった――」
 声が、どこか陰鬱な口調で、次々に名前を上げ始める。
「キャスパー、マイケル、パトリック、もうひとりのパトリック、クランシー、デニーマ、クラリス……。
 みなの無念を晴らさなければ……この子の未来のためにもね」
 その言葉に――ゼルクは、無言で、うなずいた。



  ブリゲッラ   それは食事を作っているシーンですか?(笑)
  GM   ネタが分からない人は『ワイルドアームズ クロスファイア』をやろうッ!(笑)
 じゃ、オープニングに移行するよー。



Opening. 『差し迫る破滅の気配』


  GM   君たちは、まだフォトスフィアにいるわけだが……、これからどーすんの?
  ジェイン   そーなんだよな。今後の行動方針が、まったく決まってない。
  フィル   敵側のドラゴンを、1匹ずつ狩りに行くんですよ。
  GM   あれ、フィルは残るんじゃなかったっけ?
  フィル   キナくさいんで、旅が終わったら帰ってきますよ。
  ブリゲッラ   ああ、じゃあ終わらなければいいんですね(笑)。
  フィル   なんとしても終わらせましょうか(笑)。
  GM   フィルの部屋あたりで、そんな話をしていると、とんとんとノックの音がする。
『よろしいですか?』
  一同   どうぞー。
  GM   入ってくるのは、もちろん、マリア。
『こんな手紙が届いてましたけど』
  一同   手紙?
  ライム   手紙を出してくるような知り合いがいたっけ?
  ジェイン   しかも、俺たちがフォトスフィアにいるって知ってる奴。
  フィル   とりあえず、読んでみましょうか。
  GM  『《デモンズラボ》最下層にて待つ――エクス・ヒューイット』
  ライム   あー、なるほど、確かにいたわ。手紙を出しそうな人が。
  ジェイン   デモンズラボ、ってなんのことかわかるか、マリア姉ちゃん?
  GM  『カ・ディンギルの地下に設置された、研究所です』
 カ・ディンギルってのは、フォトスフィアの中央にある塔のことね。
 この街の行政管理を担っている。
  ジェイン   なるほど。《システム・クロノス》があれば、侵入できるか。
  GM  『デモンズラボは、今は使えないんですけどね。
 使いたくても使えない、と申しましょうか』
  ブリゲッラ   何か、わけありなんですか?
  GM  『11年前――ゼルク・ブラディミールが出奔した際、《災厄汚染》を受けてしまったのです』
  フィル   ……え? ナニ光線だって?(一同笑)
  ブリゲッラ   ギャリック砲みたいな(笑)。
  GM   サイヤ光線ではないからな(笑)。
  ジェイン   まあ、つまり、汚染されちまってて入れないんだな。
  フィル   でも人間なら大丈夫。
  ジェイン   大丈夫なわけねーだろォー!!(笑)
  GM   『《災厄獣ディザスター》の力によって汚染されてしまったため、ミーディアムを持たない者では、身体に変調をきたしてしまうようになったのです』
  フィル   現状、私たちだけが、入っていけるわけですね。
  ジェイン   それで、あいつを倒して、最後のミーディアムを回収しないといけないんだな。
  GM  『いや、別に最後のミーディアムってわけじゃありませんよ』
 と、レモン。
『《ハーフ・ウィングス》は、地水火風のガーディアンしか残っていない、と言いました。ですが――』
  ジェイン   そうか、まだあいつらがミーディアムを隠し持ってるかもしれないんだな。
  GM   そうそう、いい機会なので、これまでに出てきたガーディアンと、このファルガイアに存在するガーディアンを、ちょいと照らし合わせてみようか。
  ジェイン   ガーディアンって、概念的な存在だから、無限にいるんじゃなかったっけ?
  GM  『ええ。だからまあ、トイレのガーディアンとか、いてもおかしくないですね。
 ただ、ミーディアムとして力を残せるほどの存在は、限定されるんです』
  ブリゲッラ   よかった、トイレのディザスターはいなかったんだ(笑)。
  フィル   それって何に反転するんですか?(笑)
  ジェイン   じゃあレモン、残りのガーディアンについて、知っているなら教えてくれないか。
  GM  『わかりました。ざっと、こんな感じですね』



<地>の守護獣グルジエフ  ブリゲッラに憑依。
<水>の守護獣シトゥルダーク  ライムに憑依。
<火>の守護獣ムァ・ガルト  フィルに憑依。
<風>の守護獣フェンガロン  ジェインに憑依。
<雷>の守護獣ヌァ・シャックス  ディザスター化。第1話で撃破。
<雪>の守護獣アルスレート  ディザスター化。第2話で撃破。
<海>の守護獣ルカーディア  ディザスター化。第4話で撃破。
<山>の守護獣ディノギノス  未登場。
<聖>の守護獣イオニ・パウアー  ディザスター化。アレックスに憑依。第7話で撃破。
<魔>の守護獣ドラス・ドラム  ディザスター化。クラリスに憑依。第5話で撃破。
<月>の守護獣セレスドゥ  ディザスター化。封印されていた。第6話で撃破。
<天>の守護獣ソラス・エムス  ディザスター化。竜機の核だった。第9話で撃破。
<剣>の守護獣エクイテス  ディザスター化。エクスが所持。
<城>の守護獣ゼルテュークス  ディザスター化。フォトスフィアを蹂躙。第8話で撃破。
<光>の守護獣ステア・ロウ  ディザスター化。ゼルク・ブラディミールに憑依?
<闇>の守護獣レイテア・ソーク  未登場。
<命>の守護獣オードリューク  未登場。
<死>の守護獣ギィ・ラムトス  未登場。



  フィル   <星>とか<幸運>は?
  GM   そのへんは、このファルガイアでは確認されてない。
 原作に出た中では、<時>もそうだね。
  ジェイン   <時>は、エクスに埋め込まれてるんじゃないか? だって、あいつ確か、実験を受けた被験者だろ?
 《システム・クロノス》とか使うし(笑)。
  ブリゲッラ   まあ、確認されてないことについて考えるのは、やめておきましょうか。
  ジェイン   <命><死><闇><光><山>はまだ出てないな。
 俺の予想では、こいつらはディザスターになってて、例の被験者たちに埋め込まれてると思う。
 しかし、これだけのミーディアムを集めるのは、結構、骨だな。
  フィル   案外、バラッと同時に出てきたりして。
  GM  『俺たち、ディザスター・トリオ! モブ!!』(一同爆笑)
  ジェイン   そういえば、ロクサーヌが言ってた実験の被験者で生きてる奴って、何人、いるんだっけ。
 えーと、クラリス……は死んじゃったけど。あとはエクスに、ゼルクの隣にいた女の子もか。
  フィル   そいつ1人に5体のディザスターがいるんですよ(笑)。
 まあ、なんにせよ、1シナリオに1体くらい出てきますよ。(一同笑)
  GM  『でも、向こうはもう、こっちに興味がないみたいですからね。エクスを除いて』
  ジェイン   俺たちを生かしておきたいみたいだからな。
 とりあえず、エクスから聞くだけ聞いて、その上で行動を起こすしかないな。
 あるいは、俺たちが騒ぎを起こしてあいつらをおびき寄せるか。
  ブリゲッラ   エクスさんも、何考えてるのかよくわからないですけどね。
  ジェイン   そうなんだよな。なんか、ただ戦いたいだけ、みたいな。
 ま、とりあえず、ケリつけるか。あいつと。
  フィル   デモンズラボ行き、ですね。
  GM  『あそこへ行くのですか――』
 マリアさんは、ちょっと遠い眼をする。
  ジェイン   どうせ俺たちしか入れないんだしな。
 まずは、あいつと、きちっとケリをつけてやるさ。
  GM  『わかりました。では、私が《カ・ディンギル》――中央行政塔までご案内しましょう』
  ジェイン   何から何まで、悪いな、マリア姉ちゃん。
  GM  『いえ、妹の頼みですから』 にっこり。
  フィル   そうそう、妹の頼みですから(笑)。
  GM  『……しゃりーん……しゃりーん……』(笑顔のまま鎌を研ぐ)(一同笑)
  フィル   い、行きましょうかッ!(笑)
  ブリゲッラ   仲いいなあ(笑)。



 裏話Part1へ

 続くッ!