8th CONFLAGRATION.

『疑念の空に、(ほむら)咲く』




Preplay.


  GM   さて、前回のシナリオを覚えている人ー。
  ジェイン   はーい。
  GM   1人だけかよ!(一同笑)
  フィル   えーと、確か、魔族のところに行く感じですね。
  ライム   あと、ブリゲッラはツンデレ。
  ブリゲッラ   そんなシーンは無かった!(一同笑)



 『アリアンロッドでワイルドアームズ』、8回目ッ!


 星の守護獣、ガーディアンの加護を受けたジェイン一行は、星を蝕む災厄獣、ディザスターを討つ旅に出ています。
 どうやら、《ハーフ・ウィングス》を名乗り、全種族の融和を掲げる組織が、ガーディアンからディザスターを産み出している模様。
 すべてのガーディアンがディザスターに変われば、世界は破滅を免れません。《ハーフ・ウィングス》は、魔族の機械技術で星を維持するつもりのようですが……
 旅を続けるうちに、一行は、《ハンター・ヴァンガード》という、亜人狩りの集団と激突します。
 彼らは、<聖>のガーディアンのフリをした<魔>のディザスターの加護を受け、あらゆる異種族を根絶しようとしていました。
 拠点たる砂上戦艦ガラ・デ・レオンに乗り込み、首魁クラリスを説得せんとする一行。
 しかし、そこで現れた《ハーフ・ウィングス》の手先が、クラリスを射殺。
 それは、なぜか、一行のリーダーであるジェイン・ジャックそっくりの顔をした謎の男――
 疑念を抱えつつも、一行は、クラリスの死によって暴走したディザスターを破壊するため、結界内でガーディアンの力を撃ち込みました。
 結果、ガーディアンは一時の眠りに就き、一行はどこへともなく飛ばされ――
 気がつけば、吸血種族ノーブルレッドの住まう島へと辿り着いていたのでした。

 島では、月の守護獣セレスドゥが復活するという祭が開かれていましたが、セレスドゥはディザスター化した状態で封印されていたため、一行が倒す他、なかったのでした。

 その後、《ハンター・ヴァンガード》の残党が、ノーブルレッドの《テレパスタワー》を占拠。
 ゴーレム部隊を退けつつ、一行は、残党3人を撃破しました。
 しかし、残党がまだ、魔族の居城《フォトスフィア》を狙っているそうなので、一行は、《フォトスフィア》に向かうことにしたのでした。




Opening. 『向かうは魔域、フォトスフィア』


  GM   まずはオープニング・シーンからですが。
 みなさんまだ、ダナーシャの屋敷にいるところ。
 そこでダナーシャが、『船を手配した』と言ってくれるわけです。
  ライム   すげえ時間かかりそう。
  ブリゲッラ   ノーブルアイランドと《フォトスフィア》って、人間の大陸を挟んで、端と端じゃありませんでしたっけ。
  ライム   何ヶ月、航行するんですか。
  フィル   クラーケンとか出そうですね(笑)。
  GM  『それから、前回おまえたちが撃破した、《蒼影凶手》ベリアルだが……。
 それに関する資料が見つかった』
  ジェイン   資料?
  GM  『戦時中――これは、人間と魔族の戦争のことだが――魔族は、ディザスターをインストールする技術を編み出したという』



 全員の視線が1人に集中。


  フィル   …………。そんなの知らないっす。(一同笑)
  ジェイン   フィルさん? ちょっとフィルさん? 歴史の勉強とかしてないんじゃないの?(笑)
  フィル   歴史? なにそれおいしいの?(一同笑)
  ブリゲッラ   私も聞いたことない単語ですね(笑)。
  GM  『そして、ノーブルレッドの中に、その技術を学んだ者がいたようだ。
 その者の裏切りは未然に防がれ、事なきを得て、ベリアルは封印されていたのだが――』
  ジェイン   で、そのベリアルを……
  ブリゲッラ   おじちゃんが起動させちゃった、と。
 まあ不幸な偶然が重なったということで。
  GM  『こちらで分かったのはその程度だ』
  ライム   (『アイテムガイド』を見ながら)……次回から高位聖印を取るべきか……?
  GM  『……そこの娘は、まったく話を聞いておらんな』(一同笑)
  フィル   巫女、いま通信中なんで(笑)。
  ブリゲッラ   ライムさん、お買い物だと周りが見えなくなるんで(笑)。
  ジェイン   まあ、年頃の女の子だからな(笑)。
 んで、ホントに船を貸してくれるのか? このおばちゃん。
  GM  『ああ。ついてこい』
 彼女についていくとですね。
 ノーブルアイランド本島の片隅に、こぢんまりとした港がある。
 岬に木造の小屋があって、そこから桟橋が伸びていて。
  ジェイン   おい、なんだか漁師みたいだな。
  GM  『魔族の居城《フォトスフィア》は、人間の大陸を挟んでここから西にある』
  ジェイン   どれくらいかかるんだ?
  フィル   約1年ってとこですね。
  ジェイン   1年!? ふざけんなよ!(笑)
  ブリゲッラ   きっと魔族なら1年くらい持ちこたえますよ(笑)。
  GM  『実際、普通の航行では時間がかかりすぎる。
 そこで――これだ』
 桟橋の先には、一見普通の帆船が停泊している。
 白い帆が力強くはためき、へさきは鋭く上を向いている。
 そしてへさきの先に立つ、筋骨隆々のノーブルレッドの男が一人ッ!
  ジェイン   ……なあ、おばちゃん。帰っていいか?
  GM  『どうした、何があった』
  ライム   嫌な予感しかしない(笑)。
  フィル   なんか嫌なものが見えたような……あれ船長?(笑)
  GM  『もちろん船長だ』
 何故か、ノーブルレッドなのに日に焼けているのが特徴。(一同笑)
  ライム   そんな馬鹿な!(笑)
  フィル   で、普通の船にしか見えないわけですが……。
  GM  『そのへんは船長に訊け』
  フィル   いや、できればあなたに訊きたいです(笑)。
  GM  『私はあまり詳しくなくてな』
  フィル   仕方ない……じゃあリーダー。
  ジェイン   俺かぁ……。では、おっちゃーん、と声をかける。
  GM   すると、へさきに立って腕組みをして、風を感じていた男が、くりんと振り向く。
『あンら、坊やたち、よぅく来たわねぇ』
  一同   うぉっとぉー!(笑)
  ライム   これはダメージがでかい(笑)。
  GM  『アナタたちが、この船を使いたいって言うコたちね?』
  ジェイン   やばい。全力で撃ちたい(笑)。
  フィル   まあ、こらえて(笑)。
  ブリゲッラ   操縦法だけ教えてもらって、この人は降ろしてもらいましょうか(笑)。
  GM  『残念だけど、このコの操縦法を学ぶには、ザッと50年はかかるわね』
  ジェイン   人間じゃ計り知れない年数だ(笑)。
 で、おっちゃん、アンタは?
  GM  『アタシは、エディ・ライバウアー。
 そしてこの船こそは、レイライン航行船――《天路暦程(ピルグリム・プログレス)》号よッ!』
  ジェイン   (プレイヤーの素で)あ、なるほどな。レイラインを使ってるのか。
  ブリゲッラ   えっ、じゃあ、この帆はなんなんですか!?(一同笑)
  GM  偽装ッ!!』(一同笑)
  ジェイン   ああ、高い技術の結晶であることを隠すために(笑)。
  GM  『あと、この帆の中には回路が仕込まれていて、風を感じるようにレイラインを感じることができるの』
  フィル   な、なるほどぉー。すごく納得いかないけど、なるほどぉー(笑)。
  GM   エディは、ダンッ、とへさきに乗り出して。
『レイライン航行ッ!
 それは、この星を巡る命の流れ、レイラインを利用して、まあいわゆるワープを行う画期的な……!』
  フィル   いや、あの、長くなるなら別にいいんですけど。
  GM  『通常の次元地層とは異なる次元を経由することで、距離に関係なく安定した航行が可能となり……!』
  ブリゲッラ   あ、私たち、船室で待ってますんでー。
  ジェイン   じゃ、各自、部屋を決めよっか。
  フィル   ではリーダーはあのへさきということで。
  ジェイン   おぉぉーいッ!? あんなところじゃ寝れねーわッ!(一同笑)
  GM  『確かにあのへさきには、ちょっとした空間が内蔵されているわ。
 いざというときにはこのボタンを押すと、へさきごと発射されて敵を貫くッ!
  ジェイン   俺を人間弾頭にするつもりかッ!?
  ブリゲッラ   リーダーなら《ロックオンスナイプ》があるから大丈夫ですよ。(一同爆笑)
  GM  『目的地は《フォトスフィア》だったわね。3日もあれば着けるわ』
  ジェイン   早いな。その間、俺たちはどこにいるんだ?
  GM  『レイラインの中……まあ、特殊な異空間と思ってくれればいいわ』
  フィル   そこで船から落ちるとマズいと。
  GM  『落ちたくらいなら大丈夫よ。ただ、船を見失うと、一生レイラインをさまようことになるけど』
  ジェイン   なるほど。肝に銘じとくよ。
  ブリゲッラ   まあ、きっと敵とか出ませんよ。(一同笑)
  ジェイン   レイラインの中に敵なんて出るの?(笑)
  GM  『敵が出るようなら、アタシが1人でこの船を運航してたりしないわよー』
  フィル   ……レベルは?
  GM   レベルは教えない。クラスはモンク。(一同笑)
  ライム   ですよねー(笑)。
  ジェイン   ま、変わってるけどいい奴そうだし。よろしくな。
  GM  『こちらこそよろしくネン♪』 ばしーんばしーんと背中を叩かれる(笑)。
『さあみんな、乗ってちょうだい。――出航よッ!』
  ブリゲッラ   ……最近、普通のノーブルレッドを見てない気がします。(一同笑)
  ジェイン   普通のノーブルレッドなんていないんじゃないか?
  ブリゲッラ   手を上げる。
  ジェイン   え、なに? 見えないんだけど。(一同笑)



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 続くッ!