9th LAMENTATION.

『鍔鳴り奏でる嘆きの調べ』




Preplay.


  GM   さて、前回のシナリオを覚えているかなー?
  ジェイン   上から変なもんが襲いかかってきたよな。



 『アリアンロッドでワイルドアームズ』、9回目ッ!


 星の守護獣、ガーディアンの加護を受けたジェイン一行は、星を蝕む災厄獣、ディザスターを討つ旅に出ています。
 どうやら、《ハーフ・ウィングス》を名乗り、全種族の融和を掲げる組織が、ガーディアンからディザスターを産み出している模様。
 すべてのガーディアンがディザスターに変われば、世界は破滅を免れません。《ハーフ・ウィングス》は、魔族の機械技術で星を維持するつもりのようですが……
 旅を続けるうちに、一行は、《ハンター・ヴァンガード》という、亜人狩りの集団と激突します。
 彼らは、<聖>のガーディアンのフリをした<魔>のディザスターの加護を受け、あらゆる異種族を根絶しようとしていました。
 拠点たる砂上戦艦ガラ・デ・レオンに乗り込み、首魁クラリスを説得せんとする一行。
 しかし、そこで現れた《ハーフ・ウィングス》の手先が、クラリスを射殺。
 それは、なぜか、一行のリーダーであるジェイン・ジャックそっくりの顔をした謎の男――
 疑念を抱えつつも、一行は、クラリスの死によって暴走したディザスターを破壊するため、結界内でガーディアンの力を撃ち込みました。
 結果、ガーディアンは一時の眠りに就き、一行はどこへともなく飛ばされ――
 気がつけば、吸血種族ノーブルレッドの住まう島へと辿り着いていたのでした。

 島では、月の守護獣セレスドゥが復活するという祭が開かれていましたが、セレスドゥはディザスター化した状態で封印されていたため、一行が倒す他、なかったのでした。

 その後、《ハンター・ヴァンガード》の残党が、ノーブルレッドの《テレパスタワー》を占拠。
 ゴーレム部隊を退けつつ、一行は、残党3人を撃破。
 しかし、残党がまだ、魔族の居城《フォトスフィア》を狙っているそうなので、一行は、《フォトスフィア》に向かうことにしたのでした。

 《フォトスフィア》に到着した一行は、フィルの姉である、マリア・ハーケンと出会い、魔族がディザスターに関する研究を続けていることを察します。
 ハーケン家に忍び入ってきた《ハーフ・ウィングス》を撃退するものの、地下に存在していた災厄獣、ネガ・ゼルテュークスが解放されてしまい、一行はその撃破に奔走。
 ようやく戦いが終わったとき、《フォトスフィア》の天に巨大な影が舞い、無数の炎を降らせました
 旅の最中に出会った謎の機械・ロアが言うには、それは伝説の竜機、ドラゴンキャリバーだということでした。




Master Scene. 『眺める過去に明日は見えない』


  GM   今回、ちょっとマスター・シーンを最初にやろうと思います。
 そろそろ《ハーフ・ウィングス》側の様相も提示した方がいい気がするので。
 ちょっと長めになるかもしれませんが、ツッコみながら聞いてください。
 ブリゲッラ   まず建築デザインのシーンですね。
  GM   それは《ハーフ・ウィングス》の本来の仕事ではない!(笑)



 鋼鉄の壁に囲まれた部屋。その一角は、まるごとモニターとなっており、火砲を放ち続ける黒い竜機が映し出されている。
 その映像をジッと見つめる人影が、2つ。
 蒼き鎧の男――《ジークフリード》ゼルク・ブラディミール。
 そして、その外套に守られる少女、ルア・ゼクス。
 彼らがものも言わず、モニターを眺めていると――機械式の扉がシュッと横に開いて、1人の青年が入ってくる。
 金髪の美貌――ジャン・ジャック。



  一同   …………ふっ。
  GM   なぜ笑いが漏れる。(一同笑) 美形なんだぞ美形!(笑)



 ジャンはゼルクに声をかける――
「気になるかい。かつての友として」
 まあな、とゼルクが応えると、ジャンが肩をすくめる。
「あそこには、エクスが行くはずだ。あいつも見過ごしたくはないだろう。
 問題はガーディアンだが――」
 ゼルクは首を横に振る。
「問題ではないだろう――もはや。地水火風の守護獣ならば、残しておいた方が、むしろ良い」
「ああ、そっちのガーディアンのことか。クレアたちはやる気まんまんだったぜ?」
「俺も最初はそのつもりだった。だが、ここにきて、《マザー》が否定した。
 奴らはそれなりに強い。ならば、それを利用した方がいいだろう、と――」



  ブリゲッラ   やっぱりお母さんっ子なんだ。(一同笑)
  ライム   まあ、ジークフリードと言えば(笑)。



「そうかい。やけにディザスター化を急ぐと思ったぜ。多少はガーディアンが残ってないと、この星もすぐに死んじまうからな」
 それを聞いて、ゼルクは少女に視線を落とす。
「もうすぐ、全種族融和への道が開ける……。
 人間の惰弱――魔族の傲慢――ノーブルレッドの傍観。それらのなくなる日が迫る。
 おまえにも、働いてもらうぞ」
 ジャンは顔をしかめる。
「俺に、もう1度あそこに行けと?」
「保険だ。おまえと《ガンクロウ》はな」
「なくてもいいってことじゃないか?」
「あるに越したことはない、ということだ」
 ジャンは再び、肩をすくめる。
「わかったよ。まずは入り口から探さないとな」
 部屋を出て行くジャン――ゼルクは、再びモニターに見入り、哀しげにつぶやく。
「魔族の傲慢……。ゆえの、悲劇か」



  GM   というところで、マスター・シーンを終了しよう。
  ライム   珍しく長いマスター・シーンだった。
  GM   そろそろ、明らかにされる真実も多いからな。
  ジェイン   俺の正体とかな。
  ほか一同   え?(笑)
  ジェイン   俺って、一回死ぬようなことがあって、記憶喪失になってるじゃん!(笑)
  フィル   ああ、途中でキレイなジェインと入れ替わるんですね(笑)。



Opening. 『大火、驟雨のごとく』


  ジェイン   さて、そんじゃ俺たちのサイドかな。
  GM   ああ。君たちが、夜空に竜機を見上げたところから再開だ。
 投げ落とされる炎の数々が、魔族たちの魔術防壁などによって防がれているから、いまだ、街にはほとんど被害がないが――
『こなくそーっ!』と飛翔し、向かっていった魔族なんかは、まともに炎を浴びて撃墜されたり、接近戦をしようとしても、首をひるがえした竜機に噛み千切られて――即死!
  ブリゲッラ   踊り狂っていたうちの部族とは大違いですね。(一同笑)
  フィル   魔族、まじめですから(笑)。
  GM   まあ、さすがに無策じゃ勝てそうにないってことで、現在は徹底防戦の構えだ。
  ジェイン   あいつを止めないとな……。
  フィル   飛び込まなければ。
  GM  『だが、それは無理ってもんだぜ?』
 と、ロア。
『あれは、オレの見たところ、対消滅バリアだ。
 来るものすべてを消滅させることで、バリア的役割を果たすという、とんでもない代物さ』
  フィル   バリアとかいう領域じゃないような(笑)。
  ジェイン   体当たりされたら死ぬ(笑)。
  ブリゲッラ   着陸ができない。(一同笑)
  ジェイン   で、ロアは、あれのこと、何か知ってるのか?
  GM  『うむ……。あれは、ドラゴンキャリバーという』
  フィル   ドラゴンキャリバー?
  GM  『ドラゴン、というものを知っているか?』
  フィル   半分生身、半分機械の生き物だと……。
  GM  『そうだ。魔族と似たような、機械生体で――次元間を航行することができる』
  ジェイン   次元間の航行……レイラインとは違うのか?
  GM  『利用はしているようだ。
 おまえのARMにも、ドラゴンの化石が材料として使われているぞ』
  ジェイン   ああ、みたいだな。ARMについてはよく知らないけど。とりあえず発掘されたもんを使ってるって感じだからな。
  GM  『ドラゴンが刃となり、敵を貫く戦闘形態……ドラゴンキャリバー・モード。
 あそこにいるのは、ファルガイアじゃすでに化石になっちまったような存在なのさ』
  フィル   で、対消滅バリアがある限り、近づけないと?
  GM  『そうだな。あっちにしてみりゃ、対消滅バリアを展開したまま街に特攻でもすればいいわけだが……それでは中の人員が保たない。ということは、誰かが操縦しているようだな』
  フィル   《ハンター・ヴァンガード》……。
  GM  『主砲を撃たないのも解せんところだ。まるで何かを待っているような……』
  ジェイン   状況を打開するには、ちょっと情報が足りないな。
  フィル   情報が欲しいなら、いったんハーケン家に戻りませんか?
  ジェイン   そうだな。マリアねーちゃんのとこに戻るか。



Middle.01 『闇の息吹を求めては』


  GM   現在、ハーケン家には様々な魔族の伝令が駆け回っている。
  ブリゲッラ   聞き耳を立てます。
  GM  『第二次防衛部隊、上がりました! 第一次は後退します!』とか。
 どうも防衛部隊をローテーションさせているらしいね。
 マリアは、邸宅の前にある広い庭にテーブルを展開、《フォトスフィア》の地図をにらんでいる。
 傍らには、眼鏡をかけた白衣の少年が1人。
 フィルは知っているけど、《ナイト・クォーターズ》が白の騎士、《アルハザード》の役目にあるジェフリー・ワーズワースという。
  ジェイン   俺たちもそこに加わらせてもらおうかな。
  GM   マリアが、おや、という顔をする。
『戻ってきたということは、ディザスターは倒せたようですね』
  ジェイン   ディザスターは、な。だが――ぶっちゃけ、あいつへの対抗策は思いつかないぜ、俺たちは。
  GM  『あらゆる攻撃が、あの竜機には通用しません。おそらく、ディザスターの力による障壁なのでしょう』
 ジェフリーが冷静に告げる。
  ジェイン   ディザスター……? だったら、ガーディアンの力でどうにかならないか?
  フィル   まさか、このガーディアンの石版を、対消滅バリアにぶつける?(一同笑)
  GM   ジェフリーはそれを聞いてちょっと不快そうな顔になる。
『ガーディアンの力になど、頼るまでもありません』
  フィル   ということは、何か策が?
  GM  『ええ。あの障壁を打ち破ることさえできれば、攻略は容易です。
 ――《ダークネスティア》を、使います』
  一同   《ダークネスティア》?
  ジェイン   そいつはいったいどんなもんなんだい?
  GM   その問いにはマリアが答える。
『ディザスターの持つ、滅びの力を利用した兵器です』
  ジェイン   ほう。あんたらの研究の成果、ってやつか。
  GM  『そういうことです』と、ジェフリー。
  フィル   《アルハザード》派は毎度毎度、無駄なことばかり研究していますね。
  GM  『その無駄がここで役に立つのですから、良いでしょう。
 あなたこそ無駄なスキルをたくさん取っているじゃないですか。(一同笑)
 あなたは昔からそうでした、フィル。使わない《バッシュ》を取ったりして!(一同笑)』
  ブリゲッラ   無駄なスキルを悪く言わないでくださいッ!(一同爆笑)
  ライム   《バッシュ》のレベルを上げておけば、無駄じゃないのに(笑)。
  GM  『オリジナルのディザスターこそ失われましたが、我らの手には疑似ミーディアムがある。
 それらの力を結集し、解き放つのです。
 ディザスターに対するディザスター……同質の力を以ってすれば、障壁を破壊することも可能でしょう』
  ジェイン   なるほどな。
  ブリゲッラ   それは、いつ頃、できるんでしょうか?
  GM  『急がせています。5時間後には完成するでしょう』
  フィル   長いなぁ、アルハザード。
  GM  『それまで保たせてみせますよ。こと防衛に関しては、《フォトスフィア》は甘くない』
  ブリゲッラ   ……あのオカマ船長、ちゃんと逃げたんですかね。
  ライム   そういえば。
  GM   と、いうところで――
『無理だな』、と、ロアがつぶやく。
  ジェイン   ん? どうしたんだ、ロア。何か知ってそうな素振りじゃねえか。
  GM  『根本的な勘違いをしている――。
 あれは災厄獣(ディザスター)の力ではない。守護獣(ガーディアン)だ』
  ジェイン   …………。ガーディアン?
  GM  『おそらく、天のガーディアンというところか。
 高みにある限り、打ち破ることはできまい』
  ジェイン   ……と、このポンコツが言っているんだが、どうだい少年。
  GM  『で、でたらめをッ』
  ブリゲッラ   (冷静に)あれがガーディアンだとして、ディザスターの力が効かない根拠は?
  GM  『ガーディアンの力を、疑似ミーディアムごときで貫けはしないのさ。
 ディザスターに対して、疑似的なディザスターの力で対処することは可能だ。
 だが、ガーディアンとディザスターは正反対だからな。ディザスターそのものであればともかく、疑似ミーディアムでは打ち破れんさ』
  ジェイン   ガーディアンの力なら、なんとかなるんじゃないか。
  フィル   ガーディアンを起こす方法はわからないのか、ロアロア?
  GM  『起こす方法は知らないが、眠れるミーディアムの力を結集させる方法なら知っているぞ』
  ジェイン   おお。便利なこと知ってるな。
  GM  『ミーディアムの力を1つにまとめるのだ』
  フィル   では、石版をぐりぐりと……。
  ブリゲッラ   がこんがこんがこん。
  GM  無理無理無理無理。どんだけ物理的なんだ、オイ』
  フィル   駄目か……。
  ブリゲッラ   こんなに頑張っても駄目ですか……。(一同笑)
  GM  『ミーディアムの力そのものを、結集させる必要がある。
 《シェリフスター》……地水火風のレイラインを結集する、ハイブリッド・ミーディアムが必要だな』
  ジェイン   ハイブリッド……。
  フィル   そのありかは?
  GM  『そんなもん、作るしかなかろう』
  ブリゲッラ   合成?
  GM  『そして、《シェリフスター》の力を以って、障壁の中に進入するのだ。
 障壁を完全に破壊するには、さすがにパワーが足りないだろうからな』
  ジェイン   つまり、俺たちが入っていくわけか。
  GM   ジェフリーは『無茶なことをッ!』と言うけどね。
『よしんばそれができたとしても、どうするというのです!
 障壁を破壊し、集中砲火を浴びせる方が効率的だッ!
 だいたい、障壁を解除したところで、竜機に太刀打ちできるはずがないッ!』
  ブリゲッラ   ん〜、なら、あなたがたは、障壁を破壊する方法を探ってればいいじゃないですか。
  ライム   こっちはこっちでやりますし。
  GM  『ぬ、ぬうっ……! い、いいでしょう。もともと、あなたがたなんかに期待はしていませんからねッ!』
  ジェイン   待て待て、俺たちだけで、そのハイブリッド・ミーディアムってのは完成させられないんじゃないか?
  GM  『材料さえあれば問題ない。これほどの都市なら、まあ、なんとかなるだろう。
 とはいえ、彼の言うことも一理ある。
 障壁の内部に侵入したところで、竜機に食われたらおしまいだ』
  ライム   まあ、ごもっともで。
  ブリゲッラ   ぱりーん → もしゃもしゃ(笑)。
  フィル   障壁を破った後のことについては、材料を集めながら考えましょう。
  ジェイン   材料に関する情報は?
  GM  『うーん。この世界、この場所に、どんなものがあるのかよく知らないからな。何かカタログのようなものがあれば……』
  ライム   ではこの《オメガイド》を。(アイテムガイドを取り出す)
  GM  『ほほう、確かにいろんなアイテムが載っている。ちょっと待て、検索するぞ――』
  フィル  『かちゃかちゃ、Aランク・アイテム全部だ』(一同笑)
  GM   そんなことを言っていると、背後からマリアが声をかける。
『竜機に対抗する手段なら、ありますよ』
  フィル   竜機に対抗する手段?
  GM  『あの障壁を無効化することができるというなら……1つだけ。
 竜機を以って、応じればよいのです』
  ライム   そんなものがあったとは。
  GM  『ハーケン家の地下にあります』
  ライム   なんてことだ!(一同笑) ハーケン家の地下はどんだけ広いんだ!(笑)
  GM  『さて、その竜機ですが……動力源がありません。
 ディザスターをインストールすることで、エンジンにしようとしていたのですが……』
  ライム   疑似ミーディアム使えばいいじゃん。
  GM  『疑似ミーディアムでは足りなかったのです』
『ガーディアンなら可能だな』と、ロア。『ていうか、《シェリフスター》を組み込んでしまえばいい』
  ジェイン   ああ、なるほど。
  フィル   結局、《シェリフスター》を作らないといけませんね。
  GM  『材料の検索が終了したぞ。
 それには、4つの《バッジ》を制作しなければならない。
 そして、《バッジ》1つを作るのに3つの材料が必要だ』
  ライム   バッジって……カエルバッジとか?
  GM  『まず《カエルバッジ》だ』
  ライム   ホントにッ!?
  GM  『状態異状を防ぐ、<地>の《カエルバッジ》。
 耐毒符、不沈の冠、闇夜の帽子で作成できる』
  フィル   (メモりながら)……全部、高そうだ。
  GM  『それから、戦闘不能を防ぐ、<水>の《サカナバッジ》。
 材料は、生命の呪符、気つけ薬、生命の本質』
  フィル   生命の本質? ジェインさんの命とか?(一同笑)
  GM  『まあ代用できなくはないが。
 続いて、属性攻撃を防ぐ、<火>の《ヒヨコバッジ》。
 材料は、エレメンタルシールド、護りの剣、守護の輪』
  ライム   ……全部そろえると高いな。
  GM  『そして、行動力を高める<風>の《ウサギバッジ》。
 材料は、風のエキス、俊足のブーツ、クイックバンド』
  フィル   この12個の材料を集めて、出来上がったバッジを合成?
  ジェイン   だいたい、買って手に入れられるものか。
  GM   気つけ薬はオリジナル・アイテムだから『アイテムガイド』にないぜ。
  ジェイン   ああ、ずいぶん前のセッションで、ベンが持っていたやつか。
  一同   ああ〜。
  ジェイン   船長に言って、レイライン航行で持ってきてもらうとか……。
  ブリゲッラ   レイライン、いま大丈夫でしょうか?
  GM  『前回、おまえたちが暴れたおかげで、今のレイラインは穏やかなもんだと思うけどな』
  ジェイン   そうなのか。
 ……マリアさん、このリストの中で、ハーケン家にあるものってありませんか?
  GM  『残念ながら、ないです』
  フィル   うち、鎌しかないんで(笑)。
  GM   マリアは、君たちを見回してだね。
『私は、《フォトスフィア》の警護のため、動けません。それに――』
 と、《ダークネスティア》の準備に奔走するジェフリーを眺める。
『魔族はガーディアンの力に頼る事などできないでしょう。
 もしあなたがたが動くのならば、独自に戦わねばならない――それでも行きますか?』
  フィル   もとより、そのつもりです。
  ジェイン   そうだな。もともと4人で旅してきたもんな。俺たちの力だけで(笑)。
  GM   では、マリアは懐から皮袋を取り出し、それを投げる。
  フィル   (受け取って)これは?
  GM   マリアさんはにっこり笑う。
『フィルを無事に連れてきてくださった、お礼です。4万ギャラほど入っています』
  フィル   4万ッ……!? お、多いッ! 無駄遣いはできん。
  ブリゲッラ   だからって、フィルさんを渡すことはできませんよ?
  GM  『それは残念。まあ、本人の意思に任せましょう』
  フィル   ……このお金に関しては、恩に着ます。
  ジェイン   そうだな、金欠で困ってたもんな、俺ら(笑)。
  フィル   では――行きます。私たちは。
  GM  『ええ。がんばって――』
 と、いうところで、シーンを切ろうか。



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 続くッ!